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リワーク日記55 メンタル休職→転職した私が久しぶりの社会人生活で思ったこと

うつで休職していた私が転職を選び社会復帰して最初の1週間が過ぎました。まだ入社研修中です。勉強中なので1分も働いていません。なのに疲れました。体感としては1ヶ月くらいの疲れです。それはそうですよね。ただでさえ新たな環境に入るのですから不安もあり、分からないことだらけで、しかも知らない人たちばかりですから。毎日ヘトヘトになるのも無理はありません。

社会人って本当にたくさんの人たちと日々関わっているんだよなぁと、しみじみ感じました。元々そんなに社交的な人間ではなく、人との関わりが疲労のもとになってしまうタイプですので、やはり新しい人間関係を作る段階はなかなか負担感が強いです。

しかし新職場の皆さんには今のところかなり好意的に迎え入れてもらっているように思います。そのおかげもあって、まあなんとか1週間を乗り切れたというところでしょうか。

途中、疲れもあり少し神経質になっている時に憂鬱さを感じたりイラッときた場面もあるのですが、リワークで教わった手法で気持ちを落ちつかせて冷静に対処できました。ストレスとはうまく付き合っていきたいですが、社会人生活ってストレスの連続だなぁと、またしみじみ思い出した瞬間でもありました。

ホテルに戻ってからは、アマプラを楽しんで、その日の振り返りをして気持ちを整理して、リラックスしてしっかり寝るという事を意識していました。リワークに通って準備を進めていたとは言っても、実社会では1日に入ってくる情報量がとても多いですから、頭がヒートアップした状態を放置しないように気をつけることが必要だなと思いました。研修が終わって本格的に働き始めたら、きっともっと刺激が増えるとは思いますが、やることは同じです。頭をクールダウンさせて気持ちを鎮め、状況と自分の気持ちを書き出して整理して、他の捉え方や考え方がないかを検討して、嫌なストレスに区切りをつける。この繰り返しですね。やはりリワークでのストレス対処訓練は大いに役に立ちそうです。

研修の方は、毎日レポートを書いて提出しなければならないのは厄介ですけれども、その日に吸収した事を振り返って整理して自分なりの解釈や考えや感想を備忘録のつもりで書いて提出しています。そうしたところ、人事部長から、深く考えており、しっかり研修に自分の考えを持って向き合っている姿勢が良いとのお褒めの言葉をいただきました。嬉しい言葉です。

私のレポートを誰が読んでいるかは知りませんが、私が何を考えて研修に臨んでいるか、何を吸収して何を問題だと思ったかについて包み隠さず曝け出していますので、私のパーソナリティもモノの見方や考え方も理解度も筒抜け状態です。今後私を監督する際の参考にしてもらえれば良いのではないでしょうか。

私の事を職場や上司によく知っておいてもらうことは、うつの再発防止にも役立つはずです。人事部長は当然メンタル不調の事も知っていますし、私の配属先責任者である役員も知っています。彼らからはどちらからも焦る事なく無理せずに覚えていってほしいと言われました。お言葉に甘えてゆっくり無理せずやっていくつもりですので、上司や会社にも無理のない職場環境を整えてもらいたいです。

まだ1週間ですが、この会社も事前に想像していた通り前職と似たような問題を抱えていそうだということは見えました。もちろん多少状況の異なる部分はありますが、広く言えば同業界ですので共通する問題があるのは当たり前でしょう。無理をしている部分や皺寄せがきている部分もなんとなく見えました。それを把握していることで、今後私が社内の何に気を遣えば怒りを買わずに済むかがわかります。当然、皺寄せがきている人たちに無神経に追い討ちをかければ虎の尾を踏むことになりますから。

それに関連して、社内の陰に隠れている部門があることも早くも見えてきました。陰陽両方そろって初めて社会に価値を提供できるのですが、正当な評価を受けられず見過ごされている価値もどうやらありそうです。切り口を変えれば新たな価値提案に繋げられる可能性もあるかもしれないと思いました。

また、社員の皆さんは基本的に明るくて真面目で善良な方々だと思いました。前の職場よりもひと回り従業員数が多いからか、仕事の分業と社員の一律管理度合いがやや進んでいるような気がしました。どこまで自分の個性を許容してもらえるものかはまだ未知数ですが、社員ひとりひとりの顔がまだ見通せるレベルの規模ではあると思いますので、レポートを含め先にこちらから独自色を発信していくことで、ある程度は会社にも私の個性を理解してもらうことが可能ではないかと推測しています。

前職での記憶もあることから、自分の居場所を確保できるかどうかが不安でもあります。現時点では上々の滑り出しではあると思っていますが。

加えて、前職よりも休日日数が少ないのも気になってきました。休息と回復のための時間をいかに上手に確保していくかが今後数年間の課題になりそうです。前職よりも事業理念のしっかりした会社なのは好ましいことなのですが、社員自身が自分のプライベートについてのポリシーをしっかり持っていないと仕事に飲み込まれてしまうような気がしています。オンオフのメリハリが一層必要だと思っています。

あと明確な不満があるとすれば、支給されたノートパソコンについてでしょうか。重量が軽いのは良いのですが、キーが小さすぎて尚且つ打鍵感も軽すぎて落ち着かないのと、デザインにセンスを感じられない点にはがっかりです。これでは気分が上がらないです。仕方ありませんので、せめて自分で好きなワイヤレスキーボードでも用意することにします。

たった1週間でもかなり会社のことが分かって未確定部分が減ったのは良いことでした。状況や条件が確定してしまえばあとはどう対処していくかを練れば済みます。未確定こそが不安の正体です。未来が確定しないから悪い方に考えてしまう余地が出てくるのですから。なので、今はこうやって少しずつ新生活の条件を確定して築き上げていく作業を前向きに捉えています。

ということで、研修はまだあと2週間続きますので、このリワーク日記・研修編もあと2回あります。どうぞ引き続きお楽しみください。

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