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あまり平均化訓練に関係ない話

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平均化訓練に関係ない話をまとめておく場所です。
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記事一覧

何のために書いているか

毎日投稿を書いていてしばしば聞かれることが、何のためにこれを書いているのかということです。
主観の表明とか自分の考えの整理とか、色々と理由はつけられますが、大きな原動力はただ始めたから以外にありません。
目標を達成するまで、ただやるということにしています。

誤解も不理解もそのまま

このnoteは主観の表明の場として書いているので、誤解も不理解もそのまま書いています。
書き始めの当初からそのつもりで書いていますが、ここ数ヶ月は特にそれに先鋭化しています。
時系列を追っていくと発言に矛盾があったり、意見が変わったりすることもあるかと思いますが、それが足跡となるのではないかと思います。
憤りや恨みを越えたり、誤解や不理解が紐解けたりを自分でも期待して書いています。
それはやっぱり

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虚無に傷つく

虚無に傷つく

古い話を思い出して言葉にしていくと、思っていたよりずっと自分は傷ついていたのだなとわかります。
意味を成さない言葉を向けられてもその言葉に傷つくということはありません。
しかし、そのナンセンスな言い分が虚無であることはずいぶんと深く心を抉ります。

その言葉を発した相手が思うところとは別のところで僕は傷ついていたのだろうと思います。
意味を成さない言葉で時間を稼ぐのは、目の前の僕に居なくなってもら

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僕もワルグチがいいたいー鈴木涼美「ニッポンのおじさん」

僕もワルグチがいいたいー鈴木涼美「ニッポンのおじさん」

妙な人生を生きたせいで鋭い批評眼を手に入れたなんて人達はしばしばいるけれど、鈴木涼美の場合のそれはもとからなんじゃないかと思うことがある。
事情がありそうせざるを得なかったというよりむしろ好き好んで妙な場所に足を運んでしまったように見える。
もちろん時代の波は問答無用でその時を生きるすべての人に襲いかかるものだし、それに飲まれて訓練された成果があるのも間違いないが。
縛られてかつ自由で、とにかく清

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ラジオでしゃべったよ

ラジオでしゃべったよ

なかむらさんとラジオ収録をしました。
全部で4回、平均化訓練の話もちょっとしています。

ルックバックに出てくる3人の○○についての覚え書きと空想

ルックバックに出てくる3人の○○についての覚え書きと空想

この投稿は前回の投稿の追記であり、「ルックバック」の物語における核心部分について言及します。
作品を読まれていない方はぜひ一読してから先に進んでいただきたいと思います。

前回の投稿はこちら

本題

この記事は「ルックバック」の劇中に出てくる3人の犯人についての覚え書きと空想です。
この作品の中には京本を襲う犯人が3人出てきます。
同一人物のように見せかけつつ全員別物なのではないだろうかと考えて

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狂人の鎖を解くにはー春日武彦「あなたの隣の精神疾患」

狂人の鎖を解くにはー春日武彦「あなたの隣の精神疾患」

春日武彦の著書において一貫しているテーマがひとつある。
それは精神医療についての誤解を解くことだ。

その割には文体が斜に構えすぎてはいないかと思われるかもしれない。
しかしそうでないと解けない誤解があるということは、著書を読んでみればよく理解できる。
特にこの「あなたの隣の精神疾患」はまさにその誤解を解くために書かれた一冊だ。

この本では、精神疾患についての正しい「病気らしさ」を把握し、リアル

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壁際の攻防

壁際の攻防

前回の投稿のちょっとした補足です。

自分がそうだったということもあり、壁際の人達に寄り添いたい気持ちが強くあります。
当時から変わらずですが、この考えはエゴイスティックに稽古すべし、己のことに集中すべしという意見と、しばしばぶつかります。
周囲と意見がすれ違うこともあるし、いちばん困るのは自分の中に葛藤が起きてしまうこと。
「雑魚はほっとけ」とか言われたらやっぱり腹立つし、そう思いつつ、余計なこ

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平均化訓練に出会うより少し前のはなし

平均化訓練に出会うより少し前のはなし

平均化訓練に出会う前は武術の稽古会に顔を出していました。
その頃のことでなんだか懐かしいことを思い出したので書いておきたいと思います。

僕が初めて武術の講座に参加したのはもう10年以上前になるのか、甲野善紀先生の講習会。
綾瀬の武道館で行われていた講習会でした。
それまで数年間は本で読むばかりで、実際に講習会に行くのは結構勇気のいることだった。

面白いことに本で読むばかりだった数年間の間にして

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知らない誰かの見る夢ー無意味とスカシカシパン

知らない誰かの見る夢ー無意味とスカシカシパン

例えば知らない誰かが見る夢の内容のような、およそ自分の人生には関わりの無いもの。
本書はそう言った無意味さに対する関心、あるいは思い入れについての本だ。

春日武彦氏の本は単純に好きで読んでいる。
本を読むときはマンガでも何でも、自分に向けてなのか、周囲の目を気にしてか、きっとその両方だろうけど、なぜその本を手にしたのか理由を説明しがちだ。
今では情報収集であったり勉強の為だったり、そう言った理由

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ファイナルファンタジーS

ファイナルファンタジーS

愛読している小説「ファイナルファンタジーS」は作者正体不明のまま長年連載が続いている超長編冒険小説です。
いにしえのインターネットの時代に匿名掲示板で突如として始まり長く連載が続いていましたが、作者の病気の為に残念ながら物語はその途中のまま中断されてしまいました。
それから何年も経ち、この無二の小説が埋もれてしまうことをよしとしない有志が電子の海からサルベージし、Twitter小説という形に姿を変

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ダイハードテイルズ

ダイハードテイルズ

愛読している小説「ニンジャスレイヤー」を翻訳しているクリエイターユニット「ダイハードテイルズ」。
ジャンルこそ違いますが、平均化訓練を如何に継続して研究し活動していくか、そしてこれをコンテンツとしてどう守り、どう普及していくかについて、多くの知恵と勇気をもらっています。
note上での活動についても彼らには具体的かつ実践的なノウハウと実績があり、大変参考にさせてもらっています。

雑記 続 モンスターハンターやってる

雑記 続 モンスターハンターやってる

相変わらずこつこつとモンスターハンターをやっています。
どうにも太刀が性格に合うのでいちばん得意な武器なのですが、ランスは魅力はわかってもどうにも性格に合わなくてさっぱり使う気になれなかったり、その割にはガンランスはすごく好きだったりと、その辺は人それぞれ個性が出てくるところです。
自分に限らず他の人の話も聞いてみると、得意武器がその人に似合うなあと思うことはしばしばあります。
ランスが好きな人も

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雑記 モンスターハンターやってる

雑記 モンスターハンターやってる

すっかり使ってなかったnoteを機能させてライフワークである平均化訓練について発信する場として使うことにしました。
平均化訓練についての解説やそれについての所感、講座の感想や自分の活動報告などが主になりますが、どうしてもお高くとまった真面目な雰囲気になってしまうのが困りものです。
真面目に取り組んでいるのは確かなことですが、でも平均化訓練はもっと日常的に、カジュアルに出来るものだし、そもそも自分だ

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