初めての結婚と教訓 (2)
若いって素晴らしい。いくらでも取り返しがつくから。いくつになっても「始める」ことは出来るけど、リカバリーを考えると早ければ早い方がよし。
望まれたこと
初めての結婚相手は「同い年」で、「3人兄弟の長男」でした。
彼のご家族は、一家の大黒柱である「お父さん」が家族を養い、家事はすべて「お母さん」の仕事です。お母さんは「パート」に通い、家計を支える。そんなご家族でした。
彼のお父さん、お母さんは、どうやらわたしにもそのような「お母さんになること」を望んでいるようでした。
挑んだこと
そんな状況で、25~6歳(ざっくり)の新妻は何をやっていたかというと、フリーランスの道へと進み始めちゃったのですねー。
「20代のうちに絶対独立したい」という思いが強かったのです。
20年以上前(ネットが今のように普及していない時代)、女性がフリーランスとして働くことは想像以上に大変でした。それに対する理解を示してくれる方も少なく...。
彼も、彼の家族も大好きでしたので、なんとか要望に応えたい。良い妻、良い嫁、(義弟たちにとって)良いお姉さんでいたい。何もかもすべてを完璧にこなさなくてはいけない。
家事も仕事も全部ぜーんぶ頑張りました。
ボタンの掛け違い
毎日とても充実していて、辛いという気持ちはありませんでした。彼もわたしのことを大好きでいてくれましたし、わたしも彼が大好きでした。
でも、たったひとつ。どうしても応えられないことがあったのです。
振り返ってみて
ほんとに古い話でピンとこない方も多いと思いますが、当時は「専業主婦が勝ち組」の時代でした。
当時のわたし(今もですが)は、「夫に養ってもらう」という感覚は皆無でしたし、何なら夫がどうにかなった時に自分が支えていかなくてはと思っていたので、「食い扶持以上稼ぐ」にはさてどうするかと。
家事もこなしながら高給を取るには、時間の融通がきくフリーランスしかないないと。さっさと会社を辞めて、フリーに転向したのでした。
この決断・行動が、吉と出るか凶と出るか、先のことは深く考えずに突っ走ってましたね。こういう近視眼的な思考・行動特性が、自分の人生に大きく影響していたことに、だー--いぶ先で気付きます。
あと、頑張っているから、充実しているから、辛くないよ!の勘違いも。
つづく
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