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#42 【ダイバーシティ】女性のキャリアを応援する人に私はなりたい


見通しの甘さや具体化していく過程での計画とのズレ(こんなはずじゃなかったってやつ)が私の弱みです。
構想練ったり計画立てたりするのはすごく好き。でも具体的内容に落とし込んでいくのが下手…。

というわけで、講演の振り返りや後から湧いてきた想いなども書き留めようと欲張った結果、3本目に突入しました。

前回からの続き。

女性のキャリア形成の壁には3つの要因、時代背景、ジェンダーバイアス、脳内リソース配分の変化、があると考えています、というところで、前回は時代背景まで書きました。
今回は残りを綴っていきます。

二つ目は、ジェンダーバイアス
これももう自明ですね。
ですが、女性のキャリアに関して私が特に気になるのは、周りからのバイアスではなく、自分自身に向けたバイアスです。
女性は幼少期から目立つな、慎ましく、一歩引いて、という刷り込みを陰に陽に受けています。だから、いざ人を率いるポジションが近づいてくると怖くてしょうがない。私にはできない、向いてない、自信がない、…。
実はメンバーをよく見ていてマネジメント能力が高いかもしれない。けれど、バイアスで自分の特性に蓋をして、能力をなかったことにしてしまう、あるいは気づいていない。こんな女性社員をたくさん見かけます。すごく良いアイディアを持っていたり仕事をしっかり仕上げてきたりと、ステキな能力をお持ちなのに、すぐ隠してしまう。もったいない…。

蓋を外して、自分の特性を、ひとつひとつ取り出して、評価せずありのままにみて机の上に並べてみてほしいなと思います。そしたらきっと本当は自分がやりたいこと、得意なこと、楽しいこと、いろいろ見えてくると思うのです。


そして、最後は脳内リソース配分の変化

この話は以前noteの記事として書きました。

私の記事の中で一番読まれています。(ありがとうございます!)
それだけ共感してくれる方がたくさんいるんですね。皆さんと、ですよね!、って言い合いたい。

私は今育児中なので育児前後で話してますが、介護でも、その他様々な事情でも同様かと思います。
子供がいなかった時は、何の気兼ねもなく脳内リソースを仕事に振りまくってました。振れば当然結果もついてくる。
けれど、今の私は良くて3割という体感です。
半分は育児、残りで親の不調や祖母の介護、義父母を気にかけ、家を回し、僅かなおこぼれで自分のメンテナンス。こんな状況でキャリア形成なんて考えられるわけがない。
家族が健康に毎日生きていくだけで精一杯よ!

今の私の脳内リソース配分イメージ


このグラフ見たら、しゃーないわ、って気持ちになります。あぁ、今はこういうフェーズなんだ、このリソースでキャリアアップの準備なんでできないわよ、と。
人によっては、例えばうちの会社の先輩たちでも、育児や家事のところをバンバン外出しして、仕事のウェイトをガバッと確保しているのだろうな(じゃないとそんな仕事できないよね⁈)という方もいます。そういう方がいてもいい。大切なのは、自分がどうしたいか


…と、こんな話をさせていただきました。
オンラインでのセミナーだったのですが、カメラオンにして参加してくれている方が大半で、反応が見えて、とても話しやすく嬉しかったです。
女性社員の方には共感していただけて、少しでも前向きにお仕事する栄養にしてもらえたなら嬉しいなと思います。

管理職の方も参加されていましたが、QAタイムに、「内容が自己啓発的でしたが…」と言われ若干落ち込みました。が、そちらは今回カバーする内容じゃなかったので、消化不良だっただろうと思います。管理職向けにも話したい!あと自分事になってないオジサンとかにも話したい!
今回、このような機会をいただいて話してみたことで、自分の中で整理できてない部分や考えきれてないところがわかり、非常に勉強になりました。
ぜひまた機会があれば話してみたいし、ワークショップなどで対話してみたい、いろんな方が何をどのように感じているのか、もっともっと話を聞きたい、話してみたい、と思いました。

働く女性をエンカレッジする人】というフラグを強化していきたいなと思う、貴重な経験でした。


[おしまい]


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