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初!OL的生活

さて、ポルトガルから戻り、愛知での生活がいよいよスタートするわけですが、私の中では

  • ヨガの学びを深めたい

  • 東京時代のような生活はしたくない

  • ゆったり過ごしたい

大きなところではこの3つがあったので、実家暮らしをスタートさせました。

こんなにスタイリッシュじゃなかったけどね。OLさんのイメージはこんな感じでした。

ちょうど名古屋でヨーガ療法の講座がはじまり、時期を同じくしてRYT200の講座も始まったので、ほぼヨガ中心の生活です。

そこで選んだのが時間の都合がつきやすい派遣社員。派遣で働くことには賛否両論あるんでしょうが、私には非常に都合の良い働き方でした。

それに、私が東京でしていた仕事は、東京という場所だから成り立ったみたいな所があり、地方都市へ戻ると活かせる仕事がほとんどなかったというのも正直なところです。

初の派遣登録。
幸いなことに(?)PCのスキルはそれなりに合ったので、派遣先はすぐに決まりました。さすがにハッタリは無くなりました(笑)

派遣先は銀行のグループ会社です。

大丈夫なの?私?
散々、自由な雰囲気の中で仕事したのに、銀行って…。
ちょっと不安がよぎりましたが、結果、3年半お世話になることになりました。

めちゃくちゃ働きやすい!

何が働きやすいかって、17:15が定時なのですが、17:18には、ほぼ社員さんは帰って誰もいません。会議をすれば会議時間を30分で設定していても、15分程度で終わる。でも毎年黒字の超優良企業なのです。

ぶっちゃけね、東京での会議って、ホントに朝から遅い時は22時くらい、その後にもろもろ手配で帰るのは2時とかって普通にあったので。

派遣先のこのスマートな感じは本気で衝撃でした。

実はこの派遣先の3年半で私が一番身につけたのが
タイムマネジメント
もともと、タイマー使ったりということはしていましたが、時間の使い方を教えてもらったのは、この会社…というより私の上司の姿でした。

ある日、17時くらいに注文の発注が流れてきました。まだ定時前だったので、処理をしようとしたら、

「あのね、市岡さん、明日やればいいことは、明日で良いんだよ」

うちの就業時間を知っているのに、この時間に発注してくる方が悪いんだから、その注文書、FAX台に戻して。と。

これは当時の私には雷に打たれるくらいの衝撃的なできごとでした。それまでは、明日のことを考えて、先に先にと仕事をしていたからです。

いつも時間が足りない、なぜ一日は48時間じゃないんだぁ~!!と思っていたけど、時間を足りなくしていたのは私…だったのかもぉぉぉ。

東のヨガと西のヨガ

さて、そんなOL生活をしながら、私はど~っぷりヨガの世界に浸かっておりました。始めた当初、あんなにビビってたのに(笑)

名古屋に戻ってからは時期を同じくしてヨーガ療法の講座とRYT200を受講していました。ちなみに、私はヨーガ療法士になりたかったわけでもなく、インストラクターになりたかったわけでもなく、ただ、ヨガを知りたかったのです。

まず知るために一番やりやすかったのが、こうした講座だったわけです。結果的にそれが次の道へと繋がるわけですが…。

ダウンドッグもちゃんとできるようになりました(笑)

この頃の生活は朝5時から出勤前までヨガ。仕事が終わってから22時頃までヨガ。土日ヨガ。シニアティーチャーや興味のあるヨガのWSがあれば、日本全国どこまでも行くような、まぁヨガ三昧。

ちなみに、RYT200ではアシュタンガヨガをしていたので、毎朝、会社に行く前に滝のような大汗をかいておりました。

当然、体もどんどん変わっていきます。ほら、ヨガって人間の構造上どうしてそういう風になるの?みたいなアーサナ(ポーズ)があるでしょ?
あれ、毎日やってるとできちゃうんです。ぴょんと脚が首に引っかかるみたいな。

さて、私が興味があったのがアーサナよりも、ヨガの哲学でした。東洋の哲学の面白さはそれが実践であるということです。つまりアーサナも哲学の実践であり、日常生活もやはり哲学の実践なのです。

ちなみに、いつか書きますが、この東洋の視点や実践とホリコミやソリューションフォーカスは非常に構造が似ています。

さて、この間、非常に面白かったのは、アシュタンガヨガのように西洋を経由したヨガから学ぶ哲学と、ヨーガ療法のように直接、スワミジ(ヒンドゥー教の師)などから学ぶ哲学の解釈が随分違ったことです。

もちろん、ヨガと言っても様々な流れがあるので、どちらが正解ということは無いのですが、個人的に腑に落ちたのはスワミジなどから学んだヨガの哲学でした。

結果的に、今もそれが私の根底にありますし、その学びは一生続くのだと思います。

え~っと、ヒンドゥー教徒ではないのであしからず。


ヨガこぼれ話

ヨガでは
「practice!practice!practice!」
ということが再三言われます。

頭の知識だけでなく、体得する必要があるからです。

何度も繰り返し練習します。
そして、何度も失敗します。
あっ!こういうことか!!
と気づいて、また同じ失敗をします。

でも気づく前と、気づいた後の失敗は全く違います。

それを何億回も繰り返すんです。
これはヨガの先生にも、瞑想の先生にも言われたのですが、
「棺桶に入るまで」
学びは続きます。

その言葉を聞いたとき、慌てなくても良いんだなと安心したと同時に、えらいもんに足突っ込んじゃったなぁと思ったことを覚えています。


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