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離婚

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人を追いつめる毒子は、配偶者にも当然同じ事をします。
配偶者(私の父親)は大人なので、家に帰ってこなくなりました。

行き先を作って、滅多に帰ってきません。
たまに帰ってきたら当然喧嘩が始まります。

そらぁ子供には聞かせてはいけない言葉の応酬ですよ。
深夜まで私を放置して、2人でパチンコに明け暮れていた日々が、ある意味懐かしいわ。

毒子の配偶者がいくらだらしないとはいえ、家に帰るたび責め立てられ、罵られれば当然家には帰ってこなくなる。

「女を作った。子供まで作った」
「なんて馬鹿なの」

そんな言い争いを聞かされるこっちは大迷惑。
ある日学校から帰ると、いつのかわからない弁当箱が玄関に置いてあった。
荷物だけ置いて、家の中には入らずすぐ出ていったんだと言う事はすぐわかった。
なんかその弁当箱を見た時ちょっとだけ泣けた…。

父親に子供が出来たとなると、当然、離婚話になる。
毒子はというと、人を追い詰める事が自分にも相手にも良い事だと思っているので、当然そういう行動に出る。

自身の身内、長男、次男、次女、父親の母、を呼び出し、「これからどうする会議」なるものを開いた。

私が大好きな伯父はとても恐い人だったらしく、懐いたのは私だけだったと後から聞いた。そんな伯父達に囲まれて、責められるなんて私でもゾッとするわ。

みんなが集まって父親が小さくなり、私もどう言う話し合いになっているのかはだいたいわかっていた。

毒子は、自分とは別れないと思っていたらしい。
絶対に自分ではないとダメだと思っていたらしい。
その自信がどこからくるのか全くわからない。

親戚一同を集められ、ひたすらみんなに責められ、早くここから逃げ出したいと思うのは当然。毒子の根拠のない自信とは裏腹に、父親は離婚を選んだ。

まぁそうなるわなぁ。

後から父親から聞いた話だと、「あの時はみんなに責められたし、もういいやと言う気持ちで別れる」と言ってしまったとのこと(自業自得だろ)。

2人はやっと別れることに。

離婚することに決まったが、協議離婚で裁判所へ何回か行っていたようだった。
毒子が「あんたは私と一緒に暮らすんやで」と私に言ってきたが、正直イヤだった。
かといって、父親側に行って新しい女とお腹の中の子供と一緒に暮らすなんて死んだ方がマシ。

なんとなく返事をしない私に向かって、「あっち行ったらおばちゃんや(私の好きな)いとこのお姉ちゃんには一生会われへんねんで!」と脅された。

それはイヤだったから毒子を選んだけれど、もしも私が裁判に参加して、「どちらにもつきたくありません」と言っていたらどうなったんだろう?

今までの事を話し、こんな親、どちらも嫌だと言ったら…。
なんて思う事がある。

毒子の特徴その11…根拠のない自信がある

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