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ワンちゃんのその症状にはこのツボ! 『犬のツボ押しBOOK』

医道の日本社が発刊する書籍から、大切な家族であるワンちゃんの病気予防、健康管理のために知ってほしいツボを網羅した一冊をご紹介します!

ワンちゃんの病気予防と健康管理に
犬のツボ押しBOOK 

本著では、ワンちゃんの腰痛や肩・首のこりはもとより、興奮・不安・イライラといったメンタル面への効果や、この季節に心配な熱中症への効果が期待できるツボなどを掲載。

画像8ページサンプル

ツボを押す強さや回数、押す時間といった基本情報から、症状ごとに効果的なツボがある場所とその効果、具体的な押し方を、写真やイラストを用いて解説していますので、東洋医学の知識がなくても実践が可能です!

掲載例:ストレスいっぱい(お散歩に行けなくて/ケージの中ばかり)のときに押すツボ【使うツボ……①膻中(だんちゅう)、②巨闕(こけつ)】

①膻中

・場所……胸骨(喉の下のくぼみからみぞおちまでの骨)の下から4分の1の位置にあります。

・効果……気(体のエネルギー源)の働きを調整する作用があり、心の病を治す重要なツボです。普段からこのツボを刺激していると、ストレスに強くなります。心の病、ストレスなどの気の病は胸から上昇するため、大きく胸を広げて下へ下げさせます。

・押し方……親指の腹をツボにあてて、垂直に押圧します。あまり強く押すと苦しがるワンちゃんもいますので、1回5秒で5回程度優しく刺激してください。

②巨闕

・場所……おへそよりワンちゃんの指で4横指分(3寸)※上の位置にあります。
※寸法のはかり方についても書籍のなかで紹介しています。

・効果……巨闕の“巨”は“大きい”こと。“闕”は“重要なところ”という意味があります。気はここを上って心部に達するため大事なツボです。このツボはワンちゃんの心の異常に作用し、精神のアンバランスを補正し、ストレスに強い心をつくる作用があります。

・押し方……ツボに人差し指の腹をあてて、ひらがなの“の”の字を描く用に擦ります(ニーディング法)。20~30回程度軽く行います。

書籍ではツボの位置や押し方についてイラストや写真を用いて分かりやすく紹介していますので、ぜひご確認ください!

本文中画像2指や綿棒で手軽にできるので、ぜひ普段のスキンシップのなかに「ツボ押し」を取り入れてはいかがでしょうか


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著者:石野孝、相澤まな
仕様:A5判134頁
定価:本体 1,500円+税

石野孝先生に聞く
本書のお勧めの使い方やツボ押しのポイント

※本内容は2013年の発刊当時に医道の日本社Webサイトに掲載された著者インタビューより抜粋しています。

本文中画像3体の部位ごとにツボの押し方は異なる。こちらは、頭部のツボである攅竹から糸竹空へのツボ押し

まず、「この本でツボの探し方を覚えましょう」と言いたいです。ツボは動物の大きさや種類、毛が長かったり短かかったりで、位置が変わります。ですから探し方の基準を覚えてほしいのです。それがわかっていないと位置が全然わからなくなってしまいます。本書で探し方の勉強をしましょう。

それからツボの押し方ですが、指先に力を入れるのではなくて、指先に愛情をこめてツボ押しをしてください。毎日ツボを触ってあげていると、硬かったり、冷たかったり、嫌がったり、うれしがったり、犬の体調の変化がわかるようになります。

そして“いきなりツボを押すぞ”というのではなく、普段触っている延長でツボ押してあげてください。“足の三里を触ろう”というのではなく、触っていて犬が気持ちよさそうにしているところが足の三里だったといった感じでやってもらえばいいと思います。当然、ツボにあたると、動物でも得気を感じ、まんざらでもない気持ちよさそうな顔をしたり、手足を動かしたり、尻尾を回したりします。

またツボ押しをいきなり犬に対して行うのではなく、まず自分のツボを探して押してみて、ここだ(指がツボに吸い込まれる感じの部位)と思う、そこと同じところを犬で探してやってみてください。そのほうが上達すると思います。

スキンシップは犬との絆をつくり、深め、相手だけでなく自分自身をも癒す力をもっています。 “ツボを押す”、“体に触れる”という行為は、そのスキンシップの基本です。本書を使って、大切なワンちゃんの健康を守ってあげてください。

本文中画像4靴ベラを使ったマッサージ。皮膚に負担の少ない道具で体をやさしくこすってあげる

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