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もし一億当たったらどうしますか? vol.471

この前の理科の授業でふいに出てきた疑問点でした。

どういった経緯でこの話題が出てきたのか今は覚えていません。

そもそも理科の授業で何でこんな話題が出てくるのかが不思議ですが(笑)。

しかし、ワクワクと好奇心を駆り立てられる質問です。

私が生徒にしたんだっけか?

今日はこの質問から始まる思考の旅に出かけます。

オープンクエスチョン

このように、回答者に制限を与えず自由に回答ができるような質問をオープンクエスチョンと言います。

この1億円の質問はまさにこれ。

思考をどう巡らせてもいいわけですから、ワクワクしますよね。

これは教科学習、すなわち授業の中でも取り入れられます。

例えば、理科の授業において水の成分について考えるとしましょう。

このときに、

「水を構成している原子は?」

と聞くと、生徒は原子の中で水の成分を探します。

「水は何からできている?」

と聞くと、水が何かからできているんだという考えで物質を探します。

「水の正体は?」

と聞くと、水本来の使われ方、でき方、あり方などさまざまな視点から物事を考えられるようになります。

具体と抽象とも言いますが、これがクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンの違いです。

夢や理想、ドキドキワクワクを見て

この質問に対して、生徒が意気揚々となったのには、質問がオープンクエスチョンだったこと以上に、もう一つ理由があります。

それは、1億円を持つという夢のような話、嬉しい話を自分事として考えられるからです。

つまり、自分にとって最高の空間を自分で考えられるという瞬間があるからこそ、この1億円質問に対して積極的になったのでしょう。

ともなれば、授業や普段の生活の中でも自分自身の欲求を根幹に置くのは非常に大切になってくるはずです。

その答えの先にあるワクワクや自分の夢を常に意識したり、描き続けたりできるか。

これがやる気や意欲というものに変化していくのでしょう。

見える人柄

面白いことにこういった質問は人が見えてきます。

中には貯金をするというものもいれば、寄付をするというもの、世界旅行に行くというものもいれば、浪費をしまくるというもの。

いろんな使い方があって当然ですが、その回答からはやはり人が見えてきます。

そしていま求めているものも。

だからこそ、ガイドゲームは面白いのでしょう。

ガイドゲームはこういった何の変哲もないけど、考えさせられるオープンクエスチョンで構成されています。

知らず知らずのうちにその人の、本質が見えてくる。

こういった質問を授業の中でも取り入れていけるはずなんだろうなと感じました。

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