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休職日記「お金の悩みは心の悩み」の巻き

 休職して半年が過ぎた、せっかくなのでこの半年間を振り返って、記事にまとめたいな、と思っていたのだけれど、最近お金のことで憂鬱になることがあり、この数日間鬱々として、何も手につけることができなかった。

 めちゃくちゃ深刻な話ってわけでもないのだけれど、自分にはローンを組んで4年ほど所有している車があり、最近使っていないので、自動車税やメンテナンス費の節約にもなるし、車検切れも近いから、売却して残りのローンと相殺して一括で払うことにしたのだった。
 
 自分の所有している車種は人気があるらしく、予想よりも高い値段で買い取ってくれることになったので、ローンの残価と相殺してもおつりが戻ってくるかな?と甘い期待を持っていたんだけど、調べてもらったところローンの残価が全然減っていなくて、結局売却費にローンの残価費用として25万円を上乗せしないと売ることができなかった。

 毎月コツコツ返済していたと思ったけど、長期のローンを組んでいたことと、金利の計算を適当にしていたせいで、元金が全然減っていないことに気が付かなかった…なによりも、ローンの残価を全く予想できていなかったことがショックだった。

 最近は割と安定してリワークにも通所できていたし、対人関係のストレスにフォーカスして自分の気持ちの浮き沈みをモニタリングして、対処法を試せていたから、お金に関する悩みは、突然背後からぶん殴られたみたいに感じて、対処する間もなくメンタルが崩れてしまった。

 よく「人の悩みは全て人間関係の悩みだ」とかいうけれど、お金の悩みも馬鹿にできないと思う。鬱で寝込んでいる人に抗うつ薬を処方したり、運動を進めたり、いろいろと改善策を施すのと、お金を定期的に渡すのを比べたところ、お金を渡していても同じように鬱状態の改善がみられた、という説もあるらしい(ネット記事を参考にしただけだけど)

 貧困のストレスから精神疾患になるのか、精神疾患が原因で金銭の管理ができず貧困になるのか、諸説あるとは思うけれど、貧しい暮らしをしている人のほうが精神疾患を患う割合が高いそうだ。

 リワークに通っていると色んな人の悩みを聞く機会が多いのだけど、ほとんどが職場の人間関係のトラブルで、借金があるとか生活が苦しいといった悩みは聞かない。でも、精神疾患を患って安定して働くことができない以上、誰にだってお金の悩みはあるはずなのに、貧乏だと思われたくないという羞恥心からか、それを表に出すことができないのだとしたら、案外お金の問題は可視化できていないだけで人の悩みのかなりの割合を占めているのかもしれない。

 自分自身お金のことはあまりちゃんと考えたくなくて、毎月適当に計算してまあ何とかなるだろうと見て見ぬふりをしてきた。でも、今回のことで、不安なことを直視しないでいると、突然現実を突きつけられてショックを受けることがよくわかった(いや、昔からずっとそうだったんだけどね)

 家計簿をつけて毎月の収支を把握するのは面倒くさいし、お金は否応もなく人に現実を突きつけるから、正確に知ることには恐怖感がある、このままでは生活が成り立たないことが分かるかもしれないし、好きなようにお金を使うことができなくなるかもしれない、都合の悪いことは知らなくたって適当に生きていくこともできるかもしれないけれど、ぼんやりとした不安はずっとつきまとう。

 数日色々と考えたけど、お金の不安を解決しなければメンタルを安定して働き続けることはできないと思う。お金に困らないほど大金を稼いで大金持ちになる!なんてそう簡単にできるわけもないのだから、今自分ができることはまず自分の毎月の収支を把握することからだろう。

 ぼんやりとした「お金」という不安の手綱を握らなくてはならない。よくわからない不安を分解して対策をできるようにしなくては、結局のところ社会復帰したとしても長期的にメンタルを安定させながら働くことは難しいと思う。

 ということでまずは家計簿をつけるところから始めてみようと思っています。色々と便利な家計簿アプリもあるみたいなので、それらを利用しながらなるべく効率的に収支の管理をしたいと思っています。長年生きていると色んな支払いがあって一気に把握するのは大変だけど、細かくタスクを分解して、少しづつ整理していけたらなと思っています。

 ただ「お金」の悩みと一口に言っても人間関係の希薄な人の方が、もしもの時に頼れる人がいない分不安感は強いと思います。だから、「お金」の悩みを一人で抱え込まないためにも良好な人間関係を築くことは大切だと思います。その上で、まずは自分でできるところから始めたいと思います。

    「お金の悩みは心の悩み」なのです(・ิω・ิ)

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