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休職日記「自分の取り扱い説明書を作る日々なのです」

 リワークに通いつつ社会復帰を目指して試行錯誤しながら日々を過ごしている。最近特に取り組んでいるのは、自分の気分の浮き沈みをスマホのメモアプリに記録して「気分を安定するのに役立ったこと」と「気分が不安定になるきっかけ」の二つに分類してリスト化すること。

 例えば「好きな音楽を聴いていると心が落ち着く」とか「人の成功報告を聞くと嫉妬心が湧いて心がザワザワする」など、そうした気分の浮き沈みを分類して逐一記録していく。

 ある程度記録が溜まってくると、自分の傾向が見えてくる、今まで何故かイライラするな、モヤモヤするな、と思っていたことの理由がすこしづつ分かってくる。

 問題がわかれば、対策をどうするか考えることができる。メンタルを安定させる行動を増やし継続し、メンタルを不安定にする行動を減らし対策を考える。目標は鬱々して行動ができない、なんて状態になることなく心身ともに健康的に働き続けることだ。

 気持ちの変化は記録できるようになったので、今後は効果的なストレスの対処法のレパートリーを増やしていきたい。ちなみにストレス対処法のことを「コーピング」と呼ぶ。コーピングは「深呼吸をする」「部屋を片付ける」「好きな音楽を聴く」などのストレス発散になる行動のこと。

 理想はストレスを感じ気分が沈んだとしても「大丈夫、自分で自分のメンタルはコントロールできる」という自信が持てること。その為に今は「自分の取り扱い説明書」を作っている最中って感じだ。

 今まで何度か鬱々して働けなくなることがあったので、社会復帰する自信がなかったのだけど、リワークに通ったり、認知行動療法の本を読む中で、メンタルを安定させる為の細かいテクニックを色々駆使すれば自分でもなんとかなるんじゃないか?という希望が湧いてきた。

 休職して5ヶ月が過ぎて思うのは、時と共に考え方は変わるんだなってこと。休職初期は何もする気が起きなくて、一日中寝ていた。でも、そうして寝ていることに罪悪感を感じて余計鬱々していた。そんな日々を思い返すと、かなり進歩したなと思う。

 なので、もし休職したばかりで、もう駄目だと思っている方がいても、時間と共に回復して前向きに考えれるようになるはずだから、安心してまずはゆっくり休んで欲しいと思う。きっとなんとかなります。

 そんな感じで明日もぼちぼち頑張りたいなと思う今日この頃なのです。

 

 

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