映画『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩』@試写

第二次世界大戦下の現ウクライナ西部でウクライナ人、ポーランド人、ユダヤ人の家族たちが支え合って生きる様を描くドラマ

”キャロル・オブ・ザ・ベル”は映画『ホームアローン』などでも使われたクリスマスソングとして有名だが、元はウクライナの民謡でウクライナの文化的なシンボルですらあるとか

その歌や音楽を支えに、戦火で親と離れ離れになったポーランド人やユダヤ人の子供たちを預かり育てるウクライナ人夫婦の苦難が描かれる

ほとんどが家の中の出来事でありながら壮絶な試練の連続に、ドイツそしてソ連と、大国に蹂躙され続けるウクライナの困難な歴史が垣間見える

いずれにしろ戦争で辛い思いをするのは庶民であり、無力な子供たちが最も苦しめられるのだと痛感
ってか今もだぞ!と受け入れがたい現実とシンクロして心苦しい

劇中では恐らくウクライナ語、ポーランド語、ドイツ語、ロシア語などが入り乱れているはずで、それらをハッキリ聞き取れればきっともっと楽しめるんだろうな

7月7日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国公開
作品公式サイト https://carolofthebells.ayapro.ne.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?