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Googleで目標達成に使われるOKRとは?~YOUTUBEは動画再生総時間を選定~ジョンドーア

いけいけです 今週はビジネス関連書籍からNOTEしています 本日は著者であるジョンドーアがGoogleが取り入れたOKRの手法(特にストレッチした目標設定について)を語っている部分を中心にNOTEしたいと考えています

ジョン・ドーアはIntelでアンディー・グローブの下で働き、この目標達成法を学んだ方です。OKRはObjectives&Key Results で目標設定と主要な結果という日本語訳になると思います。

ちなみに、
Intelのアンディーグローブ→OKRのジョン・ドーア→1兆ドルコーチのビル・キャンベルは、GoogleAmazonFacebookAppleなどへ目的を達成する手法を伝授した人々です。

この本の中にも、スティーブジョブズが、AppleとGoogleの何れも支援するビル・キャンベルとのやり取りが記載されています。
このOKRの手法がオープンソースのごとく共有されていたことが、GAFAやその文化を作ってきたのだと想像します。


この3人は、最高経営者は、指導者になるということを体現された方々で、大学で教えていたり、なんとビルキャンベルは、元々アメフトのコーチだった方(その方が、IT企業の取締役になった)ですので、人に教えることが上手なことが書籍からも伝わってきます。


このOKRをグーグルは、初期から(正確には、エリックシュミットが入ってから1年後ぐらい)4半期ごとに全員が目標設定を記載してそれらを元に仕事を進めてきているそうです

 今日はOKR(Objectives & Key Results)目標と結果についてどう考えるか?とYOUTUBEがストレッチした目標を達成するために動画再生時間をOKRにしたことを記載したいとおもいます


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実際にOKRを運用すると、4半期の目標設定を明確化すると、動きは取りやすくなります。チームの結束は固くなることを実感できますが、その求める結果を正しく設定できるか?には難しい課題がありそうです。書籍のなかでは、OKRの番人が必要とあります。

OKRの使い方の1つのストレッチした目標を達成するには?の項目についてです。

まず、目標そのものは、達成困難なものにせよ!というルールがあります。それは、安易に達成できるものよりも、達成困難な目標の方が、集中度合いが増す事で達成する可能性が上がるからです。

また、KeyResultsは、達成可能なものとギリギリ達成可能なものをレベルに分けて記載せよとあります。(自分の目標は、上司と部下が半々で出し合うことも記載されています)自分が立てた目標には責任が発生するからです。

これは、必ず4半期ごとに〇×で評価できるものにする。また賞与などの評価とは切り離すことも記載されています。未達成によって、ボーナスが減るのであれば、達成可能な目標のみを設定するからです。


そんな中でGoogleが、16億5千万ドルで買収したYOUTUBEをストレッチするために的を絞ったかは、指標が動画再生総時間です。

クリック数ではなく、顧客数でもなく、再生回数でもなく、再生総時間です。それは、そう時間数が長いということが、YOUTUBEに没頭している時間やそうなっている方が多いという事になるからです。

YOUTUBEのストレッチ目標をたてたしたときは、1億時間の再生総時間だったものを、10億時間にすると決めたそうです。(Googleお得意の10倍の目標を掲げたのです)

後々考えてみると、そりゃそうだよな~と思うのですが、実際にYOUTUBEの担当だったとして、どの数字を変えればよいのか?を考えてほしいのです
また、動画の総再生時間が伸びるアルゴリズムを使っていたので、眠る前の音楽など、、が上位ランクされたことは有名です(現在はアルゴリズムが改修されていることも凄いな~と感じます)

これは、大きく現状を変えていくのにどの指標を選択するかがとても重要だったということを示していると思います。もし、違う指標を掲げていたらYOUTUBEはどうなっていたんだろう?などと考えてしまいます。

私たちが求めるもの「顧客増・人気増・単価増・・・・」などなども、どの指標に注目して改善すれば、本当の到達目標にいち早く近づくのかを考えることができるかもしれません。


いけいけでした

今回は下に蛇足もついてしまいました…文章をまとめるって難しいです・・


ここでは、著者のジョンドーアも技術者について以下の様に記載しています

YouTubeがオーケーアールに選んだものは視聴時間である視聴時間が顧客満足度を表すと定義したのだ

YOUTUBEでドーアの語るOKRのプレゼンです。一度視聴してみてください。GoogleのYouTubeの事例や、U2のボーノの事例、ヌーナの事例などが語られています


折角書いたので、蛇足にします。技術開発で注意すべき事項です。IT系が専門でない方は、この文章は刺さると思います。知っておくべき事だと思います。
技術者が目標設定でつまずく理由は主に2つだ。まず自分が良いアイディアだと思ったものは1つも削ろうとしない。そして目標達成にまでにかかる時間を決まって過小評価する。2つとも、大当たりです。それを、技術者で無いものが、技術者とやり取りしているときに、目標を削れるか?また修正可能にするか?が課題になると感じています。




サポーターになってくれた方には、私から、ご褒美に美味し過ぎる焼肉屋さんを密かにお教え致します。記事にはしない予定ですが、私は焼肉偏差値70以上です。