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昼寝の延長線、豆の一投

 昨夜の酒はそう残らなかったが、朝起きるとお腹の調子が少し崩れていた。休日の恩恵で、いつもより長く眠ることができたのは幸いだったが、その後の計画は、妻が出かけるため息子との二人きりの時間となった。

 最近、息子は午前中の睡眠を敬遠するようになってきた。そして今日も、彼は眠そうな様子を見せながらも、どうしても眠ることを拒んでいた。子どもの不思議なエネルギーにはいつも驚かされる。

 お昼ご飯の後、ついにその小さな体が眠りに負けた。妻が言うには、午前中に寝なかった日には大体2時間ほど昼寝をするとのこと。そんなわけで、息子が眠りについたのを見計らって、僕も少し目を閉じることに。しかし、目覚めた時には、予定よりも1時間も長く寝てしまっていた。息子はなんと3時間もの長い昼寝をしていたのだ。彼もまた、深い眠りに落ちたようだ。

 そして、夜には節分の行事で豆まき。息子は私たちの真似をして、豆を一粒ずつ手に取り、一生懸命に投げていた。その姿がとても愛らしく、家族全員で笑顔になった。楽しさを覚えたのか、その後も家の中で豆を拾っては投げる遊びを繰り返していた。子どもの純粋な楽しみ方に、改めて心を温められる瞬間だった。

 一日の終わりには、息子と共に過ごした時間が、いかに貴重で幸せなものであるかを再認識させられた。お腹の調子が悪い朝から始まった日が、こんなにも楽しい結末を迎えるとは。息子の成長と共に、家族の絆が深まっていく一日一日が、私にとって何よりの宝物だ。

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