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切れ者論

あまり知られていない話をします。社長のリーダーシップが一番輝く場面の話。

メンバーを心服させるリーダーとはあらゆる問題を優れた知恵や行動力で解決できる切れ者タイプではありません。むしろ逆です。

切れ者タイプは、自分の能力をアピールしがちです。しかし組織のトップ個人が手柄をたてることに意味はありません。メンバーの集団の力を発揮させる事こそが役割です。トップ個人でできることには限界があるためトップ個人の力を見せつける事に意味がないからです。では、優れたトップとは?

優れたトップとは、学識や才能があってもないかのように振る舞い、他者に聞きに行ける人です。自分より能力が劣ると思っている相手すら見下さずに話を聞きに行くと自分を過信せずにすみます。

トップが過信しないとメンバーも実力を発揮しやすくなり、集団の力は何倍にもなります。

自分の力を見せつけたいリーダーは多いですが、役割はそこではありません。存在感を派手に見せつけようとすると自分を過信しがちになり、失言やパワハラ、不祥事のもとになるだけです。過信したトップの存在は有害なので、存在感はない方が集団の力が発揮されます。

集団の力が発揮される組織は寿命も長く、皆で豊かになる事ができます。発揮されない組織は魅力に欠けるため人が大量にやめていき、続きません。あなたの会社は大丈夫ですか?

今日も良い一日を。
#経営 #マネジメント #リーダーシップ

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