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自家製の塩サバ

三歳の息子は塩サバが大好き。

魚焼きグリルで焼くだけなので、作るほうもラクチンで助かっている。息子の朝食には欠かせない一品だ。

しかし、スーパーの塩サバは添加物や保存料が使われているものも多く、添加物は塩だけという塩サバはなかなか売っていない。たまにあっても、ほぼノルウェー産だ。デパ地下に行けば国産の塩サバも手に入るが、半身で千円ぐらいしたりして、小市民にはとても手が届かない。

産地はノルウェー産で妥協するにしても(本当は、国内の漁業のためにも国産がいいんだけどね…)、添加物は塩だけがいい。数多あるスーパーの塩サバで、コスパ、味など含めて、これならいいかなあ…と思っているのが、イオン系列のオーガニックスーパー「ビオセボン」の「塩サバ」だ。半身の塩サバ2枚で398円。少し塩味が強めだが、その分、お弁当に入れてもおいしい。しかしビオセボンも全体的にお高めで、小市民には敷居が高い。かつ自宅からも少し離れており、しょっちゅうは行けない。

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それなら、自分で作ってしまえばいいのでは!? さっそく魚介類が豊富なスーパー「オオゼキ」で、サバを2尾購入。三枚におろして、血合いやワタの周りをよく洗う。ワタが少しでも残っていると苦みが気になってしまう。天日塩を全体にまぶし、冷蔵庫で一晩干す。作るのはとってもカンタン。さあ、お味のほどは…。

正直、スーパーのサバは血抜き(絞め)が十分でないため、全身に血が残っており、鮮度は悪くなくても色が茶色気味。そのため、魚の味が比較的ダイレクトに出る塩サバにすると、少し血生臭さが残ってしまう。一方、国産のサバは立派で厚みもあり、食べ応え十分。おいしそうなサバが鮮魚売り場に並んでいれば、自家製塩サバを作る価値もありそう。

とはいえ、沖で釣ってその場で血を抜いたサバを使うのが、やっぱり何よりもおいしいだろう。最近は釣りに行っていないので状況がわからないが、昔はアジを釣りに行けば、いやというほど外道(げどう=狙っていないのにつれてしまう魚のこと)でサバがかかった。そんな時代がうらやましい。

今年の夏あたりは、アジ釣りに行って塩サバを山のように作りたい。ついでにアジの干物も作りたい。日々子育てに奮闘する、いまの私のひそかなひそかな夢なのであります。

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