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rakugaki_117「美術館へ行こう!【愛知編】豊田市美術館」


豊田市美術館

私には「美術鑑賞」という唯一の趣味があります。
その「趣味」にもブームがありまして、第一次ブームが1985年〜1987年。
第二次ブームが2009年〜2018年。
第一次ブームの1987年から第二次ブームがはじまる2009年まで20年以上の月日が経っていますが、その間にも何回かは美術観賞をしています。
ただ「ブーム」の期間は、集中的に「美術館」に出かけているので「ブーム」なんですね。
このブログでは、私の大好きな「美術館」に出かけて、観賞した「美術展」の感想とともに、「美術館」の魅力が一緒に伝えられればなぁと思っています。

「豊田市美術館」は1995年に愛知県豊田市に公立美術館として開館しました。
「豊田市美術館」には一度だけ訪れたことがあり、その時の美術鑑賞の感想ブログとなります。


●2011年6/11-8/28「シュテーデル美術館所蔵 フェルメール≪地理学者≫とオランダ・フランドル絵画展」

シュテーデル美術館所蔵 フェルメール≪地理学者≫とオランダ・フランドル絵画展

この美術展は5月22日までBunkamura ザ・ミュージアムでやっていたものが来ており、8月28日まで豊田市美術館で開催しております。
なので結構終了間近!
京都で観たラブレター展と合わせ技、フェルメールをビンゴです。

お気づきのように、フェルメールはタイトルにある「地理学者」1点のみ。
それで、さもフェルメール展みたいなタイトルのつくところが、フェルメールの人気の凄さを忍ばせます。

さて、豊田市美術館は初めてです。
1995年11月にオープンした、わりと新しい美術館みたいです。

名古屋からほぼ1時間!
遠っ!
そのせいか、何故か駅からは近いだろうと思い込んでいたら、結構歩きます。
美術館前には、なんだ坂、こんな坂がある~!

豊田市美術館に至る坂道

いや~、いい運動になりました。

なかなか立派な建物と庭です、豊田市美術館。

美術展の方は、95作品中、90点が日本初公開みたいですね。
ただルーベンスやレンブラントの有名所は1点づつあるぐらい。

17世紀の大航海時代、オランダ・フランドル絵画の黄金時代。
歴史画、寓意画、肖像画、風景画、室内画、静物画と多岐にわたるジャンルです。

観ていて気づいたのは、どの絵も暗いこと。
絵の内容が暗い訳ではなく、逆に穏やかだったりするのですが、風景画の空が曇っていたり、肖像画の背景が暗かったり・・・。

う~ん。
私にはイマイチな美術展でした。
肝心のフェルメールは・・・男性がコンパスを片手に持ち、窓の方を意味ありげに見ています。
棚の上の地球儀や地図やコンパスが、やや演出過剰に思えました。
ラブレター展のフェルメールはシンプルで潔いと感じたのですが、今回のフェルメールは意図的なのが垣間見えてちょっと。

せっかくなので、他の企画展や常設展も観ました。

別館にある高橋節郎館、漆工芸作家の高橋節郎さんは知りませんでしたが、なかなか面白い作品群でした。
また、常設の安井曽太郎の「花と少女」、グスタフ・クリムトの「オイゲニア・プリマフェージの肖像」、エゴン・シーレの「カール・グリューンヴァルトの肖像」、ルネ・マグリットの「無謀な企て」などが観られて良かったです。

あと、前嶋芳枝さんという方の個展をやっていたのですが、てるてる坊主を題材にした美術展で、私的に共感いたしました。

・・・だんだん晴れてきて、傘、いらなかったかな?


2024年には美術館に隣接して豊田市博物館(仮)がオープンするそうです。
美術館と一緒に楽しめそうですね。
以上、豊田市美術館の美術鑑賞でした。

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