【読書ランキング】2021年(自分的)ベスト本5選(2:残りの3選)

前記事の続きです。

今思って見れば、今年の自分は「良い習慣」を探して本を読んでいました。心の持ちよう・行動、いずれにおいても良い習慣形成に役立った本をご紹介します。

〇 AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣(越川慎司 著)

こちらはAudibleで購入しましたが、3回くらい聴いています。この本は、自分のビジョンである「自走する学生を育成する」ヒントが多く、紙版も購入しようか思案中なくらいです。

本書は、まず文章が聴きやすいです。なので読みやすいとも思います。明確な部分がはっきりしていて、節のタイトル・冒頭で「5%リーダーとその他のリーダーの行動の違い」の具体例を短く明示し、なかほどで「その他のリーダーが考えがち、行動しがちな例、理由」などを示します。そして最後に「しかし」という言葉で「5%リーダーの行動とそのポジティブな効果」についての説明が始まります。それが、本書全体でほぼテンプレ化されていて、キーポイントが探しやすい印象を受けました。

小節のタイトルの箇条書きでTODOが出来上がるくらいだと思うので、興味のある項目から実行していき、最短距離で上位5%リーダーの全てをものにしたいと思いました。

〇 精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法(樺沢紫苑 著)

「自分はこんな家族に囲まれて、いい経験もできて幸せだ」と「仕事が軌道に乗らず、毎日劣等感を感じている自分は幸せなのか?」の行き来をしていた自分にひとつの答えを出してくれたのが本書です。

実は別名で、本書の感想文キャンペーンに応募し、優秀賞をいただきました!なので、思い入れがかなり強い本です。

自分はやはり理系なので、科学的根拠があると腑に落ちやすいらしく、「セロトニン、オキシトシン、ドーパミン」の分泌による、「3つの異なる幸福がありますよ」という記述で、「あっそうなんだ、じゃ〜それを分泌させる行動をとろう」と単純に思った次第です。(根が信じやすく、単純思考なのです)

とりあえず足りていなかったセロトニン的幸福増進のための行動をとったら効果的めんで、本書にあるように「幸福の土台」ができました。今までは、「オキシトシン的幸福のみを死守すべく行動し、その上でドーパミン的幸福をどうするか考えて」いたので、精神を保つ拠り所はあれど、結果が伴わずイライラをつのらせていました。

しかし、運動によるセロトニン的幸福増進のおかげで、自分の「可能性(伸び代)」の存在を意識することができ(樺沢塾で樺沢先生が「自分は40代の時より仕事効率が三倍になりました」という言葉に触発されてのことかと思います)、今ではまだ劇的な結果の変化は出ていないものの、「その兆し」を感じています。

「幸福」は難しく考えるものではなく、「行動でどうにでもなる」ものということを教えてもらった、自分のビジョンの一つに組み込まれた本でした。

〇 陸王(池井戸潤 著)

小説も好きで基本的にAudibleで聴いています。通勤中にきいて、ドーパミンメラメラ状態を気付かれないようにするのが難しいくらい熱いストーリーが好みです。

そうさせてくれるのは、池井戸潤氏のシリーズ。定番の「半沢直樹」も好きですが、今年読んだ中での個人的ピカイチは「陸王」です。

本書で学んだのは、
〇 「ビジョン」の大切さ
〇 「仲間」の大切さ
です。

「ジリ貧の足袋製造業社がランニングシューズを作る」というのがストーリーです。同じことを繰り返してきた組織で新しいことを始めることの難しさがすごくよく伝わってきました。それを変えたのがやはり「ビジョン」。「会社をこういうふうにしたい」という社長のビジョンに促され、「仲間」が増えていきます。

最初はみんなを引っ張る形になっていた社長も、「仲間」に助けられながら困難を解決していく様子を、最後まで飽きずに聞くことができました。

自分的に最も感動したのはほとんど最後のシーンです。社長のビジョンが明確でないとできないことなのかな〜と思いました。

面白いだけではなく、「ビジョンが仲間を作り、チームの結束を強める」ということを感動と共に学べる良書です。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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