Indigo Terayama

写真作家。写真を通して女性らしさやジェンダーをテーマに差別問題と向き合う他、noteで…

Indigo Terayama

写真作家。写真を通して女性らしさやジェンダーをテーマに差別問題と向き合う他、noteでは現代における社会問題についてグローバルな視点から発信 📍EORA NATION 🖤💛❤️ 豪州先住民の方々に敬意と感謝を込めて

マガジン

  • お茶の間留学中なう。グローバル・スタディーズって何?

    グローバル人材教育の先頭から学ぶグローバルな視点とは?留学しなくても留学から得られる知識やグローバルな視点が身に付く。カタカナを最小限に英語もペラペラじゃなくても大丈夫。全ての人が住みやすい社会は、元気で明るい社会の土台。日本とアングロスフィア社会における女性、LGBTQIA+、ニューロダイバース、障害者など周縁化されている人たちの人権侵害とそれとどう向き合うか。1点を多方面から見る力、グローバルな視点は未来を見据えた社会設計に欠かせない。💖🌈

最近の記事

LGBT関連の時事ネタやジェンダーを理解するのに欠かせない 性別性類義語問題とは?

性別性類義語問題(Sex and Gender Synonymity)とは、性別と性別発達や、性に関する差別問題に関して発言する際、性別と性が類義語として一般的に解釈されている為、正確な意見交換や政策提案などが困難であるという問題。 LGBT関連やジェンダーのダイバーシティなどの枠組みで、トランスジェンダー女性という呼称で現在議論されている女性の権利。ツッコミどころ満載でカオスな状態に、案内人となって切り開くとしたら、まずこれを指摘する。 性別(Sex)と性(Gender

    • 分かりやすい個性の中で上手く泳ぐアングロスフィア社会での生きづらさ

      元彼女と出会ったとき、彼女はカムアウトしてから3ヶ月ほど経った頃だった。もう我慢しなくて良いと天井を見つめながら「トランスレズビアンミュージシャン、パフォーマー、ディレクター、理論家」と嬉しそうに言葉を並べる。自らを再発見する為に、肩書きとなるアイデンティティを連ねていく。 白人の彼女を通して会う白人からは決まって「何が好き?」とは聞かれない。何も言わなくても私の素性は明らかだ。出身国を聞いて「アジア系レズビアン女性フォトグラファー」から「日系レズビアン女性フォトグラファー

      • シスの方と再確認したい「トランス女性が女性だと言い張るから受け入れよう」は間違っている、ノンバイナリー・トランスとトランス女性の温度差、単語には方向が存在するの3点

        「トランス女性は女性だ」よりシスの本音は「トランス女性は女性だと言い張るから受け入れよう」というものだと思います。何故なら、性別とジェンダーが一致するシスは自分の性別とジェンダーが一致していないかもと思ったことがない場合が殆どで、ジェンダーがそもそも何なのか分からない。なので、トランス女性は女性だという事実も意味が分からないと思っているし、今更聞けないと思っているのが現状なのではと私は疑っています。 まずジェンダーについて理解しようとするより、貴方がシスならジェンダーを直感

        • 既婚子持ちでカムアウトしたトランス女性は独りじゃないし、誰も傷つけてないよ。

          少し前の話になりますが、豪州でトランスジェンダーの方々のパートナーの会に参加した事があります。トランス女性のシス女性パートナー限定という括りは無かったのですが、10人程度の参加者は全て長くお付き合いしてきたトランス女性が大体6ヶ月以内にカムアウトしてから、受け入れてあげたいけれど、どう受け止めてあげれば良いか分からずいるシス女性達でした。年齢は様々ですが、ご家庭をお持ちでお子様がいらっしゃる方々ばかりでした。サポートグループとして来ている人達の横で、交流会をイメージしてお友達

        LGBT関連の時事ネタやジェンダーを理解するのに欠かせない 性別性類義語問題とは?

        • 分かりやすい個性の中で上手く泳ぐアングロスフィア社会での生きづらさ

        • シスの方と再確認したい「トランス女性が女性だと言い張るから受け入れよう」は間違っている、ノンバイナリー・トランスとトランス女性の温度差、単語には方向が存在するの3点

        • 既婚子持ちでカムアウトしたトランス女性は独りじゃないし、誰も傷つけてないよ。

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        • お茶の間留学中なう。グローバル・スタディーズって何?
          2本

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          まえがきのあとがき

          私がこのブログを書く事になったのはryuchellさんの死を受けて、改めて女性の人権問題が一刻を争う問題だと思い知らされたからです。大学院と作家活動の両立が難しくなった事や体調不良などもあり、今年はギャップイヤーにすると決めていて、女性らしさをテーマに写真を撮って作品としてまとめて、来年か再来年にでも展示会をしようとしていました。その中に寄せる文章は文字数が限られていて、山ほどある私の社会問題に対する思いや語りかけは、殴り書きとして落書き帳に収めたまま添える写真と報酬無しでは

          まえがきのあとがき

          パパになれない君へ

          叶えてあげたい夢は無限大。君はきっとやってのけちゃうだろうね、愛してやまないあの子の為に。 だから、自分を押し殺してでもあの子の理想の彼氏でいてあげたいし、結婚したら一生懸命働く夫でいたいし、子供ができたらスーパー育児パパでいてあげたかったよね。いつでも、王子様の様に。何故か小さい頃からそういう定めになっていて、やっぱり課題を与えられたらしっかりやり切りたいし、愛してる人の為なら頑張っちゃうじゃん。 スーパー育児パパを提案する君は育児に関する資格を取ったり、インタビューに

          パパになれない君へ