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愚痴をもらう人

他人の愚痴をもらう人は、聞き上手な人なんだ。
他人の本音を引き出す。そんな才があるんだ。
年齢は関係ない。幼児であっても、
聞き役にまわって、親の愚痴を聞いている。
生まれながらのカウンセラー、
そんな人がいるんだ。

そんな人が注意すべきは、他人の愚痴を
もらいすぎて、動けなくなることだ。
自分の中に他人の愚痴があふれて、
パンクしてしまうんだ。

だから、愚痴をもらう人は、意識して、
自分の愚痴については、
直視しなくちゃならない。
自分の愚痴を吐き出して、
定期点検しなくちゃならない。

愚痴の中にある、自分の嘆きに耳を傾け、
そこにある自分独特の世界観を知るんだ。
他の人には決して気づかない、
自分ならではの視点が、愚痴の中に
見えてくるんだ。

こうやって自分の愚痴を処理することで、
自分の中にスペースが生まれる。
そのスペースに他人の愚痴を
入れることができる。そういうことなんだ。

愚痴をもらう人は、そもそも
聞くことに長けている。
だからこそ、あえて自分の愚痴を見つめ、
それを自分発見のために、
上手に生かすことで、
自らの生き筋が見えてくる。


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