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言葉は情報交換ツール?

テレビやネット界隈では、議論がエンターテインメントになっています。論破することがもてはやされています。SNSでも無名をいいことに誹謗中傷が後を絶ちません。

昔から言葉は武器になるという言い方がされます。攻撃力があり、社会を変えることもあり、また人を傷つけることもあり。とはいえ、これほどの威力を持つという認識が多くの人にあまり共有されていません。

その認識を支えている一つの理由は、言葉が情報交換ツールだという認識ではないかと思います。いわゆる、ただの記号のような認識ですね。それは近代言語学的な思考として一面では正しいところもありますが、一方で、言葉がこころや身体と結びついている認識を希薄にしてしまいます。実際に血が出るわけではないので、言葉で相手を傷つける、という感覚は育たないですね。

しかし、「ありがとう」と言ったとき、言われたときの感覚を思い返してみてください。実際は情報共有した実感以上の何かがあるのではないでしょうか。言葉は、他者とのつながりを育むものですし、自分自身と結びついています。そのため、SNSという気軽な場であっても、自己と他者に注意を払い、大切に扱うべきだと思うのですが、実際はどうでしょうか。

*noteでは文章、youtubeでは動画を作成しています。見ていただけると嬉しいです。

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