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帽子にゴミがついているから教えてあげたのにブチ切れられた話


大学生の頃、ストリート系ファッションが好きな友達がいた。その友達がある日、シールが貼られた帽子を被ってきた。



帽子のつばにデカデカと金色のシールが貼られており、「これで街中を歩く友達が恥ずかしい想いをしてしまう。」と全身全霊100%善意の気持ちでシールを剥がそうとした。


すると友達は

「何やってんだ!!」


と一喝された。


「これも含めてファッションなんだよ!」



ストリート系ファッションとはわからんものだ。僕としては服に値札やサイズのシールが貼ってあるからそれを取ろうとしたという感覚だったのだが…


それから時が経ち
バナナマングッズの中ではとても人気な「バ帽」を入手することができた。



ニューエラとのコラボ帽子で、例の金ピカシールがついている。大学生のときに学んだことを活かし、「これは取ってはいけないシール」なんだよな。と思いながら開封。


これで僕もバ帽を被って街中を歩けば
ファッション強者の仲間入りかぁ…!と意気揚々と帽子を被り、鏡を見ると


そもそも帽子が
とてつもなく似合ってなかった。


せっかく買ったバ帽だが
現在もクローゼットを温める存在となっている。

アンガールズのTシャツを着て街を歩くより、バ帽を被って街中歩く方がはるかに恥ずかしい。それでもせっかく買った帽子なので被りたい気持ちはある。でも30代草食男性かつ陰キャ男性にとって帽子を被って街中を歩くというのは非常に抵抗がある行為なのである。それはわかって欲しい。

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