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「幸せ」と「仕合わせ」 No.1147

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2024年2月23日 「DayOne日記」No.1147
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。
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おはようございます。

最近、偶然にも
中島みゆきさんの「糸」を聴く
機会がありました。

楽曲は聴いたことがありましたが、
改めて、歌詞と一緒に初めて聴くことに。

聴き終わった後の感想は…

「歌も歌詞も最高!!」

という語彙の乏しい感想に…(笑)

でも、歌詞を見ながら聴くことで
この歌の認識にガラリと変わったのです。

ご存知の方も多いと思いますが、
以下のような歌詞です。

ーーーーーーーーーー

なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない

どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない

なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡の ささくれ

こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます

ーーーーーーーーー

個人的には、
2つの山場がありました。

一つ目が、この歌のサビ。

「縦の糸はあなた、横の糸は私…」

という箇所です。
この糸という表現にまず感銘したのです。

私自身は、
夫婦関係を含めて考えさせられる言葉。

縦糸と横糸の織りなす布の強度や
柔らかさによって、自分達の子供達に対しての
支え方に変化があると、気付かされました。

だからこそ、
妻とともに強く、そして、柔軟に
暖かくなるような布にしたい、と。

そして、
もう一つが、最後の歌詞にある
「仕合わせ」という言葉です。

私にとっては、
衝撃的な言葉でした。

「幸せ」ではなく「仕合わせ」。

「仕合わせ」を調べてみると、
巡り合わせ、めぐりあい、運命という
意味があるそうです。

元々の語源は、
「し合わす」だとされています。
「し」は動詞、「する」の連用形。
つまり、何か2つの動作などが「合う」こと、
それが「しあわせ」だというのです。

それが、
別の言葉でいい換えれば、
「巡り合わせ」に近いでしょう。

自分が置かれている状況に、
たまたま、別の状況が重なって生じること、
それが「仕合わせ」だったのです。

だから、「仕合わせ」は
良い意味にも悪い意味にも使われ、
今は良い意味の「幸せ」が
中心になっている、と。

でも、語源を辿れば、巡り合わせ。

だから、
偶然の出会いも必然と捉え
必ず何か意味があると。

それは、糸として織りなすと。

自分は、決して1人で生きているのではなく
そうやって、誰かと織り交ぜながら
誰かのおかげで、生きている。

そんなことを考えさせられた歌でした。

それでは、皆さん。
本日も良い一日をお過ごしください。

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