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「投資家みたいに生きる」と人生に学びが溢れてくる #002

パパになったら投資家になろう!ということをnoteの主題としていますが、
私自身が投資家として、大切にしていることを紹介し、投資家目線で生活すると、コンビニに行くだけでも学びに溢れた豊かな人生になることを伝えたいと思います。

個人投資家としてのスタンスとして、大切にしていることがあります。それは、プロとは同じ土俵で戦わないということです。

具体的には、決算を結ばないで済むので、時間をかけてどしっと構えて長期投資できることが最大のメリットですが、何よりも、一生活者のとしての自分に入ってくる情報を最大限に活用するということを大切にしています。

ごくごく普通の人が持つ強さ

ごくごく普通に生きていることで、身の回りに投資のチャンスが溢れており、それらに気づく感性やアンテナを大切にしていくことが、もっとも大切だと思います。

例えば、普通にスーパーでの買い物、子ども用品の買い物、保育園での会話、周りの子育てファミリーたちの動き、子どもと出かけた先での人の動きと会話、妻からの情報などなど、生きたマーケットからの情報が投資につながる有益な価値をもたらしてくれます。

こうした情報に対して、どのようなアンテナを張って、気づくことができる自分に変われるかということが大切です。

誰もが買い物をしていても見過ごしてしまうもの、何でこれが売れているんだろう?どうしてここに人が集まっているんだろう?という疑問が出てきたときに、立ち止まって考えて、写真を撮り、ネットでググり、人に話を聴くことで、少し先の未来に起こる変化が見えてきます。

こうした変化へのアンテナを先取りしておくことで、投資が楽しくなるのだと思います。手触り感の自分なりの仮説をもとに企業リサーチを行い、逆張りで投資していくこと、そうした行動の積み重ねが、人との違いを生み、投資を成功させる秘訣だと思います。

藤野英人さんの教え「家電量販店をくまなく歩く」

こうした日常生活にマーケット感覚を磨くヒントがあふれていることを教えてくれているのが、ひふみ投信の藤野英人さんの「投資家みたいに生きろ」という名著です。

藤野さんは書籍のなかで「家電量販店を隅から隅まで歩いてみると、とっても学びになる」と教えてくださっています。これは、日常の生活に投資のヒントがあふれていることを示唆しています。また、コンビニパトロールもなめてはいけないという指摘もされていて、本当にその通りだと思います。

私はこの本を読んでから、毎月1回は必ず家電量販店、ホームセンター、大型書店を歩くようにしています。双子のベビーカーで子どもを寝かせながらウロウロしていることもよくあります。

これが本当に驚くほど学び、気づきの宝庫です。毎回行くたびに気づきがあり、飽きることがありません。とっても楽しい投資行為になっています。

例えば、先日はiPhpneの最新版が販売され、端子がTypeCになったことを踏まえて、TypeCで使える音声入力マイクが展示されており、素早いマーケット感覚に感動しました。

また最近では、シックスパッドなどのヘルスケア製品やビューティー家電の単価が上がっており、このあたりの市場動向も毎回行くたびに勉強になります。

このように、上場企業の情報の宝庫である家電量販店を歩いて学べることはたくさんあり、学びの宝庫です。

家電量販店を1時間歩いても、1つも気づけない人は、自分の中に問題意識や好奇心がないのだと思います。人間は興味関心がないことはスルーされてしまいます。

また、コンビニパトロールもコンビニに行く数だけ学びになります。POSデータに基づいて投入される商品を眺めていたら、トレンドや売れ筋、消費者のライフスタイルの変化に気づくことができます。

投資家の目線で物事を見るとすべてが学びになる

つまり、投資家のように、未来に対してエネルギーを込めていく生き方をしていくことで、家電量販店に行くことやコンビニに行くことなど、日常生活のすべてが豊かな学びになり、未来への投資行為そのものになるのです。とっても素敵で前向きなことだと思います。

子どもが生まれることで、投資家になろういうメッセージは、何も大金を投資しようという話ではなく、今の社会に対して、物事の見え方を研ぎ澄まし、マーケ―ター、投資家視点で考えられる大人に成長しようという意味があるのだと思います。


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