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自分の所属や特性ジャンルを示す名刺。
『肩書き』が書かれていると思います。

唯一の肩書き、名刺は一種類のみ、ということではなく、いくつかの顔があると良いなと思っています。


ぼくは、ありがたいことに、
2種類の名刺をいつも持ち歩いています。

ひとつは公務のもの。
もうひとつはNPOのもの。

所属・属性は他にも色々ありますが、名刺としてはこの2種類です。

今日はこのことについて、体感を交えて考えていきたいと思います。


冒頭の写真は、ごぼうさんの撮られたものを使用させていただいています。ありがとうございます。


①二枚目の名刺

『二枚目の名刺』という言葉を初めて聞いたときは、ビビビッときました。

「NPO法人二枚目の名刺」さんの情報を拝見したときでした。

ひとつの会社、仕事一筋もとてもとても素晴らしいのですが、様々な側面や顔があると、幅広くなっていくということですね。

ぼくもまさに二枚目の名刺を持っています。
どちらが一枚目で、どちらが二枚目かはもう分からなくなりました(笑)

間違いなく言えることは、二枚目の名刺を持ってから、自分を取り巻く世界がガラッと変わったように思います。
いや、居場所としての世界は同じなんですが、全然違う感じですね。



②副業について

二枚目の名刺の代表格は『副業』ですね。

コロナ前に既に、副業の流れは来ていましたね。

働き方改革の表裏一体で、働きたい人はどんどん働け~!っていう感じですかね。
また、終身雇用の見通しとしての危機ということもありますかね。

あと、IT化、ロボット化もあり、人的資源が活かされるよう、小さな仕事でもこなしていけるように、ということもありますかね。

これらはコロナ禍で一気に加速し、テレワークやオンライン会議の普及で、出勤して仕事をするという形態をとらずにすむようになりましたよね。
上手に時間を活用して副業をする人が増えているようです。

そしてそして、更に進化して、「副業」ではなく『複業』という言い方が増えています。

つまり、主の仕事をやりつつ、片手間でする副業ではなく、いくつかの仕事をしていく『複業』ということですね。



③副業の素晴らしさ

給料が払えないから副業をすすめるとかではなく、副業を全面承諾している会社さんなどは、『経験値』を得ることを期待しているようです。

副業においても「業」であるということは、それなりにしないといけませんので、生半可にはできません。皆さん必死ですよね。

それぐらい真剣に副業に向き合ったときに、得られる経験値は計り知れません。

また、様々な分野の知識・経験・知恵・目線が養われます。

そうした能力や経験をもう一方の仕事に活かして還元できます。
直接的でなくても、間接的にでも必ず活かせるのではないかと思います。

つまり、副業のススメは、ダイバーシティの一歩目でもあるということですね。



④経験値が活かされる

こんなぼくでも、公務の傍ら、もうひとつの肩書き、もう1枚のNPOの名刺で色んなことを経験して体得してきました。

ウチのNPO法人は、無償ボランティアの依頼は請けていません。
お金をいただいて活動をさせていただくわけですから、それなりにプロとしての活動をしないといけないと思っています。なので、こだわって、徹底して対応しないといけないと思っています。

そうこうするうちに、
協働のあり方、地域づくりのコツ、子ども達との接し方、合意形成の仕方、ファシリテーション、企画力、広報活動、文書作成能力、会計管理、法体系や税制の理解、人的ネットワークなどなど、
公務だけでは学ぶことができなかった、経験することができなかったことが山ほどあります。

これは真剣に、その身を置いてきたから、ということに他ならないと思っています。

こうしたノウハウや経験が、公務にはとってもとっても活かされています。
毎朝のこのnoteでのアウトプットでも表現させていただいています。



⑤二枚目の名刺があることで

ぼくの経験からして、二枚目の名刺があることで、
「話が入りやすく」なりました。

「こういう活動をしています」
「こんなことができます」
「こういうことを考えています」

と、自己紹介、自己表現、できるということですね。

肩書きがないと、属人的に、その人を一本釣りで声をかけることはできませんよね。

ぼくの場合はおかげさまで、NPO法人での所属・肩書きで、様々な地域の方からお声かけいただくことができています。


これは何も、チームがないとできないというわけではないですよね。

むしろ、ハッタリでも良いから?(笑)
自分の肩書き・属性をつくって、名刺にしてみると良いかもしれませんね。



⑥ダイバーシティ

副業でなくても、ダイバーシティは活かされると思っています。

例えばぼくであれば、子育てや家事の経験も活かされます。
PTAや保護者活動での経験もあります。
勉強中のことも活かせます。

友人関係や、色んな人の繋がりで学ぶこと、入ってくる情報も全然変わってきます。

このnoteでの発信での学びや、他のクリエイターの皆さんの記事から刺激をいただくことも多々あります。

色んな角度、色んな見方、
多くの知恵やノウハウを活かしていけると良いですね。

ダイバーシティ、
『多様性』を大切にする社会へどんどん進んでいます。

自分自身の属性も、一色でなく、色とりどりの、色鮮やかになっていけると良いなと思っています。



⑦現状と希望

民間企業は副業解禁、副業推進の動きが加速しています。

実は公務もそういう流れはあります。

営利企業の従事制限や、職務専念義務は当然にしてありますが、
OKゾーンとして、ぼくのような非営利活動での報酬は得て良いという国のお達しも平成31年3月に出されています。
(ウチの団体も収支が安定したら、報酬をもらえるようにしようかな・・・、今はぼく自身はノーギャラです汗)

神戸市なんかは先進的に堂々と容認しています。
横浜市だったかな?「副業社員」を募集していました。

公務員は特性的に、終身雇用。
入ってしまったら外の世界を知ることができない雇用形態です。ジャンルによっては民間企業社員の方が長けていることは当然にして多いです。
副業社員を募集した方が、スキルの不足している自前公務員たちでやるより良い場合は当然ありますよね。すごい。

ぼくが、このような活動を始めた頃は、後ろ指、陰口を言われていることも多かったです。
でも現在では、こんなような状況です。

公務員に限らず、ひとつの場所にとどまるのではなく、
もっともっと、色んな世界に飛び込んで、色んな世界を見て、吸収し、還元していく。

ダイバーシティを推進していくためにも、そんな文化になっていくと良いなぁと思っています。


おっと、長くなってしまいました。
読みにくかったかもしれませんね。
2つぐらいに分けようと思ったネタをひとつにしてしまいました・・・(笑)


関連しそうな記事を貼っておきますね。
今日もご覧いただきありがとうございました。


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