心理士やめて、病気のまんま生きてる。

中性の美顔を目指してなんとか生きてる。 メイク外すと埒外。 文章読み書きは好き、学術系…

心理士やめて、病気のまんま生きてる。

中性の美顔を目指してなんとか生きてる。 メイク外すと埒外。 文章読み書きは好き、学術系のことは仕事でやってたからそんなに苦じゃない。 だから、わたしは「価値」を知りたくて、 書く。死ねないので、生きるために。

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最近の記事

患者ー治療者の関係について(歴史・理論を中心に)①フェレンツィ編 Ⅰ

前回は、「患者―治療者」関係について、精神分析学の創始者にして治療者・フロイトの指針を取り上げました。 (前回お伝えしたように、認知行動療法や来談者中心療法、その他のセラピーの系列については、割愛しております) 彼の姿勢において、「患者」と「治療者(分析家)」の関係を明確に分別し、あくまで患者は患者、治療者は治療者で、その関係性は順守されるべきであり、その垣根はどんなかたちであれ、超えてはならないものとされています。 治療者は「分析家の隠れ蓑」「ブランク・スクリーン」など

    • 患者ー治療者の関係について(歴史・理論を中心に)①フロイト編

      今回は、「患者―治療者の関係」について、書きたいと思います。 元臨床心理士/公認心理師(資格は保持しているけど、もう引退しています)の目線と、双極性障害当事者の目線とで、この問題について書いていこうと思います。 ※きっかけ 一番のきっかけは、SNSでの、心理職による当事者への批判や非難の応酬、また、筆者の体験した精神科医療での患者としての体験をきちんとしたかたちで(個人的にではありますが)整理したいと思ったのがきっかけです。 後者については、現在主治医に恵まれており、治療

      • ❛自分❜とは? 「十牛図入門」

        「十牛図入門 『新しい自分』への道」 横山紘一 幻冬舎新書 お勧め度 ★★★☆☆ 適当に借りた本の中で、一番薄かったから読んだこちら。 仏教、禅思想の本であるため、私も含め、無宗教という方には、 少し手が出しにくい、というか出す気が起きない類の本かもしれません。 【全体の感想】 正直悟りがすぎて別世界の人、という感じは残るものの、 それに関連?する仏教の教えや、十牛図をめぐっての「自分とは」「幸福とは」という問いについては、丁寧で、論理的な解説をしています。 たとえ話

        • はじめに。

          初めまして。 西奈りゆです。 このノートは、一部の記事以外、一新して、 自分の価値がわからないわたしが「価値」というものについて、 いろいろ考えていく、その道なりの覚書です。 いろいろ小さい頃からのことを乗り越え、 以前は長年の夢だった専門職をしていました。 双極性障害一型に罹り、何度も休職、退職をして、 今は資格だけ保持して、福祉就労をしています。 現実的に、元の仕事に戻るのは不可能です。 最後に退職して5年かけて、自分としてもそう結論しました。 そのこと自体に、悔し

        患者ー治療者の関係について(歴史・理論を中心に)①フェレンツィ編 Ⅰ

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        • はじめに。
          1本

        記事

          自分の病気を受け入れることについて②(当事者・りゆ編)

          人生で健康に過ごしていた時期より不健康に過ごしていた時期のほうが長かったような気もするが、ようやく今、落ち着こうとし始めている。 そんな今の記録を、このような記事で記録に代えたいと思う。 自己紹介もかねているが、振り返りのために自分の来歴を書き留めておきたい。(表題とは直接には関係しないかもです。すみません💦) ※目次としては、 ①来歴 ②双極性障害について、および、病状の変化、現在の状況 ③障害の受容とは・・・? となっています。少々長いですが、よろしければお付き合い

          自分の病気を受け入れることについて②(当事者・りゆ編)

          【一般の方にも】自分の病気(慢性疾患など)を受け入れることについて①(理論編)

          おはようございます。りゆです。 今回はお勉強ではなく、「こころを壊すものたちへ」シリーズの1本目です。第一回は、病気(慢性疾患など)を受け入れること(以下、「障害受容)」について、そのことについて研究し得られた理論を紹介していきたいと思います。 いつもの通り、学術的な言い回しで意味がわかりにくいのではないかと思われた箇所には「※」マークで注釈を加えています。 それでは、よろしくお願いいたします。 統合失調症や双極性障害、あるいは慢性的なうつ病、その他の疾患は、生活にとき

          【一般の方にも】自分の病気(慢性疾患など)を受け入れることについて①(理論編)