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〜べき子さんの自由化ストーリー2〜出産もリラックスが大事。緩みの女神現る&私の現実これでいいのか?編


ガチガチのべき子さんだった私のストーリーを振り返っています。

いよいよ長男の出産
陣痛が10分感覚になっているのでそのまま入院したのですが
が!
進んだり戻ったりで全然お産が進みません。
今思うと、ものすごく緊張していて体がガチガチで
開くもんも開かない、そんな状態だったのでしょう。

もう切ってください・・と看護師さんに言ったら
『若いんだから頑張れるでしょ!頑張んなさい!』と
痛いとかお産に若いとか関係あるの?ともやっとしながらも笑
痛みに耐えながらただただ、進むのを信じて時間がすぎていく。

そんな中、3日目の朝にこの状況を変えてくれた(であろう)
1人の女の人が向かいに入院してきました。
緩みの女神、と呼びます。

陣痛室にてナースコールも忙しそうだから悪いなと
遠慮して最小限にしていた私、結果的になんで早く呼ばなかったの!
と何度も怒られて・・・更に呼び辛くしていく。

反対に関係なく呼びたい時に呼んでいた緩みの女神
看護師さんとも仲良くやっていて、なんか全部いい感じ
なんなんだこの女・・なんか腹立つ。
(いやいや、お前だよ!)←今の私より。


緩みの女神は旦那さんがずっと付きっきりで
(羨ましさ1000%・ケっ!!て思っていました。)
2人で『リラックス〜リラックス〜吸って〜吐いて〜♡』
なんて大きな声でやっていて
最初は『うるさいな〜ケッ!!』と思っていたのですが
その声につられて、合わせて吸って吐いて
リラックス〜〜していたら
あんなに開かなかった私の子宮口が、すぐに全開に!


看護師さんも大慌てで当時の旦那さんに連絡するも
『あなたの旦那さんって、この時間に何してるの?!
全然繋がらないんだけど!!!!あなたからかけてみて!!』

え、今?!この感じで?!
と思いながら何度も連絡。
うん、繋がらない!
親族に連絡を託し、もうなんか頭が出そうなんですけど!!
あそこを押さえながら、分娩台へ

もういい、なんでもいい
1人でいい
とにかくこの戦いを終わらせたい

この一心

緩みの女神様と分娩室がお隣だったので
声や様子がまる聞こえ
相変わらず仲よさそうに『吸って〜吐いて〜上手だよ〜♡』
というスイートなやりとりに1人勝手に便乗させてもらって
私のお産もちゃっかり進んでいきます。

そうこうしている間に当時の旦那さん到着
クライアントさんに永遠と詰められていたようで
24時近くまで。(どうかしてるぜ。)
後から聞いたらものすごくしょーもないことで、
たまたまその日虫のいどころが悪かったタイミングだったようです。

緩みの女神様が先に出産し、
ハートフルな様子に感動しつつ
私もいよいよか〜と思っていたら
『あれ?なんかまた落ち着いてきたね』と看護師さんに言われました。

うっそーーーん

緩みの女神に合わせて私も緩めていたのが
いなくなったことで
またガチガチになっていたんですね〜
(癖ってすごいですよね)

そこから約3時間かかり、最後はもう
おりゃーーー!!!!という感じでなんとか出産しました。

この3時間の間に
当時の旦那さんが『こんなに時間かかるなら飯食ってくればよかった』
と言ったのを今でもはっきり覚えています。
まぁ、そうなんだけど、わかるけど
言わなくてもいいことってあるような。
こういうのって気持ちが悪くていつまでも残るんですよね笑


出産して、赤ちゃんを抱っこして
産む前までは感動の涙で・・なんてイメージしていたのですが
私はそのまま、爆睡。
入院して4日目の朝
人生で味わったことのないような達成感と疲労感と我が子の温かさで
ストンと眠ってしまいました。

この緩みの女神様、今でも時折思い出すんですよね
産後も毎日旦那さんが面会にきて、仲良く楽しそうでした。

出産して次の日、
私も面会にきてくれることをワクワクしながら待っていたら
待てど暮らせど来やしない
面会終了まであと2時間
ようやく来たと思ったら開口一番
『お祝いに後輩と鰻食べに行ってた!美味かった!』

その瞬間
時が止まったような感覚があって

なんだろうこれ、なんだ
なんか違う
なんでこうなんだ?これでいいのか?
という感情がマグマのように自分からブワッと湧いてきました。

立ち会えばきっと何かが変わる
そう信じて期待していた  のに・・

自分が思い描いていたような
夫婦関係と出産を目の前で見せてくれる緩みの女神さんと
自分の現実とのあまりにも大きなギャップ

私の方が若くて可愛いのに・・・
私の方が空気読めるのに・・・

なんでだ
なんか違うぞ
なんでうまくいかないんだ

私はそういう星の元に生まれたからなのか
きっとそうだ
仕方がない

全部私が悪いんだから
私にはきっとちょうどいいんだよ

この子を大事に育てよう
それだけだ
そのうちきっと変わっていく
きっと良くなる


そんなこんなで初めての出産を終えて
初めての産後がスタートします。


ー今の私よりー
緩みの女神さんがいなかったらどうなっていたのでしょうか
この女神様も自分で用意したんでしょうね
氣がつくために。

結婚したら、子供が生まれたら
立ち合ったらきっと変わると
こうなればこうなるはずという思い込みと
相手に変わることを期待して
勝手に悲しんで

まったくもう。笑

無意識が自己卑下祭りなので
現実もそりゃこうなるわけです。
それもこれもこの子が選んだこと。
(きゃー)

改めて振り返ると面白い。

続きます。



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