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図書館とデジタル化

Web対話/これからの公共について考えるための対話シリーズ第4回「こっそりごっそり としょかんをかえよう」参加

主催「信州発・これからの図書館フォーラム」県立長野図書館

せっかく参加するからにはと、これからの図書館について質問を投げかけて見た所、そこから議論を深めて頂き、予想以上の返答が返ってきました。

「自分から図書館関係者の皆さまへ質問:時世により直接本の貸し借りなどできない状況がおきました。今後デジタルで書籍の情報が閲覧出来るなどの可能性もあるのでしょうか。やはり著作権等の課題があり難しいのでしょうか。」

現状、日本ではまだまだ進められていないが、その動きはあるとのこと。大学向けの「サービス」として、技術的にはあるようだ。公共としての図書館は、どうあるべきか。

図書館フォーラム

ZOOMでフォーラム参加の様子。
メイン(ピン留めした)画面は議論をまとめたホワイトボード。
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個人的には、全てが電子化されるのを急ぐべきとは思わない。
現在「販売」されている本は特に、公にデジタルデータが公開されると、仕組みが崩れてしまう。著作権は、作者の表現活動を保護するためにある。

著作権と図書館についての参考
図書館と著作権 | 公益財団法人著作権情報センター
https://www.cric.or.jp/qa/cs03/index.html
一部複写について | 日本図書館協会
http://www.jla.or.jp/library/gudeline/tabid/239/Default.aspx

(現在の著作権法上では、図書館に置いての一部複写は認められているが、この複写、コピーは、デジタルになった瞬間、インターネットは技術的にコピーの連続で成り立っている所などから、本来、著作権法上からもデジタル化を認めるのは難しい。)

だから、新しく出版される本を読みたい人は、買う、もしくは民間で月額制のサービスなども出ているし、電子書籍も増えているので、そちらを活用すると良い。

一方で、著作権切れの書籍や、元々公のために作られた書籍などは、どんどんデジタル化されても良いのではないか。

図書館とは | 日本図書館協会
日本の「図書館法」によれば、「図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設」
http://www.jla.or.jp/library/tabid/69/Default.aspx

教養、調査研究等のために。決してビジネス目的で乱用しないように、目的や冊数の制限などは設けた方が良いかもしれない。

そして一気にデジタル化するのも大変な作業なので、
「求めに応じて」順番に取り組むのはどうか。

また、フォーラムの中では「司書」のあり方も問われていたので、
オンラインでも、そしてビデオチャットなどでも相談出来るサービスがあると、なんだか、あの静かな図書館で声を出しにくい所で聞くよりかは、話が弾むかもしれない。

もちろん、アナログの良さには叶わない。
実際に書籍が並んでいるところで、背表紙を見ながら本を選んだり、たまたま目に入ってきた本のタイトルを手にとって、パラパラと中身を見たり、一気に本を積み上げて読んだりする。紙の質感や香りから、時代を読み取ったりする。そして公共「スペース」としての役割。

こんなアナログでの環境が、究極のデジタル化でVR(バーチャルリアリティ)の世界でどんどん出来るようにもなるでしょう。老若男女という訳にも行かないかもしれないが、今の時世の中で、高齢者が孫と会話をするためにビデオ電話のやり方を覚えるなどしている今、ユーザーのデジタルリテラシーも底上げされるとの議論も。

フォーラムの中では「バーチャル」仮想現実についての議論もあり、
パネリストからは

「そもそも本はバーチャルだ」李 明喜 さん( アカデミック・リソース・ガイド)

とのお話もありました。これについてはその場で深く説明はありませんでしたが、情報が文字となり時や場所を越えているからでしょうか。

今、情報が氾濫する中で、「一次情報」にアクセスしやすい書籍・本の重要性は高まっていると考えます。ですから、そのために図書館を応援する事が出来るなら、行動していきたいと感じています。

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さぁ、そんな自分は本日から電子書籍専用のデバイスを手に入れました。
新しい本の読み方、始めます。

みなさまは、本にはどんな未来が待ってると思いますか?

オンラインフォーラム参加は青空オフィスにて。この記事も書いています。
https://www.facebook.com/8AYApan8/posts/2314870482147901

文・写真 うえやまあや [二級知的財産管理技能士]

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