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8月の読書記録

 8月の読んだ冊数は、8冊でした。 
 もっと読みたい気持ちはあれども、時間と体力と読むペースと、読書に必要ないろいろが全部ひっくるめてついていってない。無念。

 全然読めなかったなぁ…と思ってふり返ると、7月の4冊に比べたらそこそこ読めているので、徐々に読書ペースが戻ってきているのかもしれない。
 現在の読みたい本リスト登録数は422冊。読みたいをちゃんと循環させられるくらいには、読めるようになりたいよねぇ。

 今月の読書リストはこちら
1.ラプラスの魔女 著:東野圭吾
2.バッタを倒しにアフリカへ 著:前野ウルド浩太郎
3.押絵と旅する男 著:江戸川乱歩、しきみ
4.瓶詰地獄 著:夢野久作
5.なんて素敵にジャパネスクー新装版ー 著:氷室冴子
6.あの家に暮らす四人の女 著:三浦しをん
7.R.P.G. 著:宮部みゆき
8.なんて素敵にジャパネスク2ー新装版ー 著:氷室冴子

 今月の最優秀賞はダントツでジャパネスクでした!!!!!

 氷室先生最高!!なんで今まで氷室冴子を知らなかったんだ!

 現在もせっせとジャパネスクシリーズの続きを読んでいます。もう切ないし、面白いし、優しいし、平安時代が素敵だし、本当になんてジャパネスク!!自分の地区の図書館にジャパネスクがなくて、リクエストして隣の地域にお借りして読んでいます。もう20年くらい前の作品なのでページの貫禄がすごい。新装版なのに驚きの茶色さ!

 そして、特別賞は前野ウルド浩太郎博士の、バッタを倒しにアフリカへ。本当に作家ではないんですか?と思うほどに、文に力のある作品でした。内容はもっと力があります。文字通り全力で生きていると伝わる、博士の生き様が描かれています。夢は叶う!けれども、そのために必要な努力とは、こういうことを言うんだな…と学ぶ1冊。

 江戸川乱歩の作品は、30歳にして初めて読みました。でも、江戸川乱歩デビュー戦には押絵はちょっと、不向きだった…かも…。もっと素直に、怪人二十面相とか少年探偵団とかを読むべきだったのかしら。しきみさんというイラストレーターの方の表紙につられて選んだのですが、こんなに絵本のようにたくさんイラストがあるとはつゆ知らず。作品にあった、きれいな挿絵でした。大人向け絵本とも言えそう。

 東野圭吾、三浦しをん、宮部みゆき、と大御所というべき売れっ子作家を立て続けに読んで感じたのは、三浦しをんは本当にすごい文才の持ち主なんだ…ということ。ただヒット作を書けるだけでなく、文章や作品としての構成が本当に見事なんですね。そして文が自由でのびのびしている。
 今回読んだ四人の女は、三浦氏のエッセイにすごく近い雰囲気の作品でした。三浦氏のエッセイも面白いですよね。ありのままの自分を見せつけてくるあたりが最高!

 9月は引き続きジャパネスク祭りをしつつ、前野博士の他の著作を読み、ファンタジー系シリーズに手を出すか、少女小説筆頭・荻原規子の再読をするか空色勾玉を読んでみるか、ミステリー小説を突き進むか、全然違うジャンルをもっと多めに読むかぞくぞくと現れる読みたい本に頭を悩ませています。

 9月も感想文にお付き合いください!


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