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反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ in 東大寺

クラシック音楽館で「反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ in 東大寺」を鑑賞。 とにかく印象的な雨と東大寺の荘厳さ。 指揮者だからなのか、寒いのか反田さんの吐く息が白い(Xで寒い、とおっしゃってました)。演奏者と楽器が濡れてないか、湿気はあるだろう、観客の方のずぶ濡れと寒さが見ていて常に心配に…。 演目 1.アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ/ショパン 2.交響曲第1番ハ短調作品68/ブラームス 楽器演奏者と指揮者は両立するのかな、と少しうがった見方

    • 虎に翼 第5話

      朝ドラ第一週目から涙… 虎子の「はて?」という言葉の中に込めた、世間の女性像や幸せ像に感じる違和感、それはきっと女性たちが感じていても口には出せなかった「はて?」なのだ。 画面に映る数々の名もなき女の子、女性、帰りたくなくてたたずんでいる、泣いている女の「…」の姿を寅子は「はて?」という言葉に出してくれた初めの人だったのかもしれない。 女性という立場はいつの時代も無能力者、あるいは無茶を言っても受け入れてくれる存在だったんだな、というのをひしひしと感じる。 この10年で育

      • ブラームス2番 シューリヒト

        こんばんは。 父が急逝したとき、悲しむ時間もなく日常に埋もれていく、やりどころのない気持ちを文章にしようと思って始めたnoteだったけど、あっという間に3回忌も終わりました。 母も落ち着いて30年住んだ家を引き払って人生初の一人暮らしを始めたり、時薬はあるんだな、やりどころのない悲しみにはむしろ時薬しかないのだな、という思いです。気づけば私のざわざわとした気持ちもひろがった澱が川の底に沈んでいくように落ち着いています。 ドイツ生まれのシューリヒト(1880年7月3日 -

        • プロポリススプレー

          父の遺品整理をしている。 文字に書くのは初めてで、親族以外と父の死について話したことがないので、実際に文字で見ると胸がぐっと苦しくなる。ってこういうこと。 家族と話す父の不在は、悲しみや喪失ではなくて、入院の手続きや葬儀の手配、様々な名義や口座変更。 感情を共有するには、現実味がなくて、生々しい。 クレジットの処分のために請求を確認して、不要なものの解約リストメモしたり、請求があれば引き落とし口座の残高があるかチェックしたりしている。 ここまで漕ぎ着けるのに2ヶ月。な

        反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ in 東大寺