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ISSUE.07_「MAKE OF BREND TEA」~途中経過~

2022年4月に入りました。

色々試して、最近やっとオリジナルブレンドが完成しました。!!

ただレシピが決まったものの原材料(果物類)の調達が確定していないので、これから多少変更はあるかもしれません。

ちょうど写真を見返すタイミングだったので、これまでの試作について少し書きます。

コモンセージ、レモンバーム、ラベンダー、コモンタイム
ローズゼラニウム、バジル、スペアミント、フェンネル

2月上旬、加古川に住む友人に送ってもらった自家製のハーブ。

彼女とはなんと2002年にイギリス短期留学プログラムに参加した仲。私は高校2年生、彼女は高1だった。あれから……20年!

SNSでたまに彼女が自宅菜園をしているのを見かけており、自然や文化への興味関心が近いものを感じる彼女は博識で知識豊富。メッセージを送ったら快くたくさんの種類を送ってくれたのです。

この時はまだどんなブレンドにするか決めていませんでした。

なのでとりあえず、それぞれのハーブの味と香を確かめようとお湯で抽出してみました。

見るからに、個性的な様相。

バジルとかラベンダーはなんとなく予想できるけど、コモンセージ?ローズゼラニウム?未知の香草です。

煮出してわかったけど、やはり一般的にお茶に合わせているミント、レモングラスがすっきりしていてお茶との相性がよく飲みやすい。他はハーブの個性が強くてお茶の味わいが消えてしまったり、くどかったりで飲みにくい。私はレモングラスとレモンバームを使いたいなと思いました。

有機の乾燥エルダーフラワー(輸入品)

そして友人の自家製ハーブとは別に、ネットでエルダーフラワーを注文してみました。

エルダーフラワーは日本ではあまり馴染みがないけど、イギリスではよく飲まれているみたい。私も以前に現地のカフェでエルダーフラワーを使ったドリンクを飲んだことがあって、記憶に残っていたので使ってみようと思ったのです。

エルダーフラワーは浮く、緑茶は沈む。

私は水出しをやりたいので毎回ボトルに茶葉と氷と水を入れて抽出しています。これは緑茶とエルダーフラワーのみかな?レモングラスを入れてみたり、ミントを合わせたり何度か実験してみました。

一度、これで決まり!

と思ったのが、有機煎茶、エルダーフラワー、レモングラス、レモンバーム、レモン輪切りのブレンド。

ただ「ありきたりだな」という感覚が残っていて。もうちょっと探して、試してみようと思いました。そこで、佐賀在住の友人の実家が農家さんなので相談してみたところ、親戚で有機のキウイフルーツをつくっていらっしゃる方がいるとのことでそのフルーツを使ってみることにしました。(前回の嬉野訪問の投稿で書いているところ)

自分で干して作ったガチガチの乾燥レモンとキウイ

キウイってどうなんやろ……?と思っていざお茶と煮出してみると。
うーーーーん、思っていた以上に、キウイ!!

やっぱり酸っぱさが優って、お茶の風味が完全に消えてしまう。少なくしてもあまり意味ないし。選んだ茶葉との相性もあるかもしれないけど、遠く南国原産のフルーツと茶葉はあまり馴染まなかったのかも。あと捨てるときにブヨブヨのキウイが見た目がよろしくない……。

ということでせっかくだけどキウイは断念。

でも有機レモンも作っていらっしゃったのでそちらを購入させてもらいました。(支払いはまだ、、)←今度訪問したときに!

そして次は、これをやってみました。

どん!なんだコレは!?

さてこの原料はなんでしょう?

正解は赤紫蘇と梅干しです。

赤紫蘇は京都のオーガニック野菜を作られている農家さんのもの。きれいな紫色です。

そして梅干し……

私、夏場に登場する伊藤園の「冷梅」が好きで。暑い日に、この梅の酸味の爽やかな液体をごきゅごきゅっと飲み干すのが好きでして。あれ、でも今売っているのかな?「梅クール」なる商品に変わっているみたいですが。

それをヒントに、梅って緑茶と合うんじゃなかろうか?

という仮説で動いてみました。

そして梅干しを入手しました。

真っ赤!!!梅干しを分解して広げた状態

DEAN&DELUCAのおしゃれな店に売っていた大分県日田の梅干し。真っ赤でまんまるでツヤツヤだったので「これは絶対においしいはず」と購入。調べると、有機JASは取ってないものの、天然由来の殺虫剤だったり減農薬で生産している手間暇かけて作られた梅干しでした。

その梅干しの種をとって、実を広げてフライパンでじーーっくり弱火で水分を飛ばす。(天日干しでは時間がかかると判断)イメージではカリカリのチップになる予定。

30分、フライパンをじっと見つめ、背が痛くなる。

厚みのある部分は水分が残って、薄い部分は焦げてしまうので一旦引き上げてオーブントースターで熱してみる。一応カリカリの状態になったが、1回(梅干し5粒くらい?)で1時間かかった。非効率!!

飲んでみたが、むむむ。

味わいは、思い描いていたものではなかった。

「冷梅」は、梅干しで作っているわけではないのだ……。その時にはっと気がついた。梅干しチップの入った冷茶は、すっぱくって不思議な味でした。

ちなみに宮﨑で生産されている無農薬の梅干しも取り寄せてみたところ、また違った、珍しい品種の梅の梅干しで初めて食べる味わいでした。現在92歳になる女性が、その地に紅梅園をつくられて今も梅の木を育てているんだそう。「紅梅園便り」が同封されていて、とっても充実した中身。これだけでもすごくためになった!

紙の資材の代わりに、希望者に野菜を無料で同梱してくれる、すごいサービスを行っている徳重紅梅園さん。ほうれん草、大根、南瓜、銀杏とかが隙間に詰められていた。感動……

というわけで、梅干しも失敗に終わったものの、青梅でいつかできないかなって思っています。まだ旬がもう少し先なので、青梅が出てきたころにまた試作をしてみたいと思います!

最初に書きましたが、

「色緑」オリジナルブレンドはレシピはできた!

あとは中身の原料を生産数分確保できるか!

4月は茶摘みも始まるのでバタバタですが、九州産の原料で素敵なブレンドをお披露目できるように頑張ります。

久々に日中にnote書いたぞ。

ではでは!


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