HAY_MAYO【色緑】

福岡県在住。おいしくて希少価値のある有機緑茶を販売する人。オーガニックティーブランド&…

HAY_MAYO【色緑】

福岡県在住。おいしくて希少価値のある有機緑茶を販売する人。オーガニックティーブランド&専門店をつくることを目標に、それまでの経緯や記録をnoteに書いていきます。🍵 4月下旬〜5月が九州では新茶の茶摘み最盛期。Instagram▶︎ @_iromidori_

最近の記事

4月のあれこれ。 農家、加工所、ナットクラッカー。

もう4月が終わってGWに入ろうとしている。 すごくnoteをサボっていました。 この1ヶ月、いろいろなことがありました。 なにをしていたかというと…… 色緑オリジナルブレンドのレシピ完成! 原材料の確保(仕入れ)のため九州各地の農家さんへ ドライフルーツが手に入らなかったので加工所で加工作業(試作と本番) パッケージの資材検討、仕入れ 商材の仕入れ(ボトル) パッケージのデザイン案出し 原価計算、売価検討(生産数の確定) 思わぬ持病の発覚 ざっくりこの

    • ISSUE.07_「MAKE OF BREND TEA」~途中経過~

      2022年4月に入りました。 色々試して、最近やっとオリジナルブレンドが完成しました。!! ただレシピが決まったものの原材料(果物類)の調達が確定していないので、これから多少変更はあるかもしれません。 ちょうど写真を見返すタイミングだったので、これまでの試作について少し書きます。 2月上旬、加古川に住む友人に送ってもらった自家製のハーブ。 彼女とはなんと2002年にイギリス短期留学プログラムに参加した仲。私は高校2年生、彼女は高1だった。あれから……20年! SN

      • ISSUE.06_「WHAT'S THE TEA BRAND?」お茶ブランドの名前どうする?の進捗、「色緑」にやっぱりしよう。

        もう3月も1週間が過ぎようとしている……なり。 noteの存在をあやうく忘れかけるところでした。 2月はまずまず忙しくしており、取材やライティングほかお茶まわりのアレコレをせっせと準備していました。 あ!あと宇多田ヒカル聴いてた。(いわずもがな最高です。) ↓このかたが詳しく書かれているので(共感)……! それはそうと、 前回、ブランドとお店の名前を「茶林讃」にすると書きました。 が、ちょっと考えて、ブランド名は「色緑(いろみどり)」にしようと思います。 とい

        • ISSUE.06_「WHAT'S THE TEA BRAND?」お茶ブランドの名前どうする?

          最近、更新をサボっていました。 でも、お茶まわりのことは着々と進めています。 ひとつはお茶ブランド(お茶屋の屋号)のネーミングをどうするか? プロフィールを変えたんですが、(最初はお茶となにかを一緒に合わせたお店を考えていたので「お茶と○まる」を仮名にしていた)ついにその名前を決めました! 〈茶林讃〉ちゃりんさん、と読みます。 茶……お茶専門店をやるなら一言でわかるように「茶」。 林……わたしや家族のアイデンティティーを込めました。 讃……他人の美徳をほめる。たたえ

        4月のあれこれ。 農家、加工所、ナットクラッカー。

          ISSUE.04_「need to knowledges」~世界人口の爆発と農薬の関係~

          無農薬のお茶を売りたい。 そう思ったきっかけとしてはお茶摘み体験はもちろんあるけれど、それ以前にヴィーガンや食事に対するモラルを考える機会が増えたからということも理由にある。それにコロナ禍で、少なからずこれまで見えていなかった世の中の仕組み、経済社会の矛盾や限界……なんかが心に火種となってくすぶっていたからかもしれない。 ちょっと懐かしくもある「パンデミック」という言葉が、ウイルスではなく人類にも当てはまるとコロナ禍で気づいたひとも多いのではないか。以下は、ネットでちゃっ

          ISSUE.04_「need to knowledges」~世界人口の爆発と農薬の関係~

          Introduction2:初めての茶摘み、忘れられない風景

          前回書いたのは、無農薬栽培のお茶農家さんと出会った経緯だった。 今回は私の初めての茶摘み体験について書こうと思う。 茶畑を見学したのは4月上旬だったので、初摘みはまだ2週間ほど先だということだった。天候と茶葉の生育により決まるため、はっきりとした日にちはこの時点ではわからない。「おそらく4週目からになるだろう」ということで、はれて茶摘みのバイトをさせてもらえることとなった。 茶の栽培や農業について無知の素人ができる仕事なのかわからなかったけれど、やらせていただくからには

          Introduction2:初めての茶摘み、忘れられない風景

          Introduction:お茶との出会い(無農薬緑茶をつくる農家さんと)

          2021年は、私にとって出会いの年だった。 2020年の1月にそれまで住んでいた東京を離れ地元に帰ってきた。もともと福岡出身で学生の頃まではずっと福岡だった。それから東京へ上京(1度目)、福岡へ帰郷後、仕事の関係で熊本、東京へと転勤。職種はさまざま経験したが飲食(カフェ)がその中では長く、鍛えられた。 2度目の東京生活はそれなりに楽しかったが、体調を崩しいろいろ考えた挙句、帰郷を決めた。 福岡に帰ってきた途端、COVID-19が猛威を奮い自宅から出ない日が続いた。フリー

          Introduction:お茶との出会い(無農薬緑茶をつくる農家さんと)

          ISSUE.03「お茶と旅」~長崎雲仙~オリーブ農家のおじさんと、タネトのランチ

          そう、後ろ姿で農家さんだと分かった。 農家さんに直接会えることは貴重なのでちょっと話したい気持ちもあり、どんなお茶を並べているか見ていた。気配を察した農家さんは、その並べていたお茶について教えてくれた。 「橄欖(かんらん)茶」。オリーブの葉のお茶ことだ。 タネトからすぐの小浜市でオリーブ農園をやっているという森田さん。やさしそ〜な人がよさそう〜なおじさん。オリーブオイルも作っているらしく、なかなかいい値段で女性のスキンケアとして売れているらしい(3500円)。たしかにバー

          ISSUE.03「お茶と旅」~長崎雲仙~オリーブ農家のおじさんと、タネトのランチ

          ISSUE.03「お茶と旅」~長崎雲仙~リトアニアから帰国の友人と再会・タネト訪問編

          12月17日、朝6時に家を出た。 まだ真っ暗な中、セブンイレブンで眠気覚ましのコーヒーを買って車に乗り込む。今から長崎県大村まで2時間半ほどの道のりだ。 2週間ほど前にリトアニアから帰国した友人が、神奈川の実家でコロナの隔離を終えて佐賀・長崎に来るとSNSで知った。彼女は、私が2019年の誕生日に千葉県の瞑想センター・ダンマーディッチャに行ったときに隣のベッドだった瞑想仲間?である。それからお茶したりSNSでDMしたりなんだか縁が続いている。(瞑想センターでの話もおもしろい

          ISSUE.03「お茶と旅」~長崎雲仙~リトアニアから帰国の友人と再会・タネト訪問編

          ISSUE.02「お茶と本」"Journal du Thé chapter3"を入手した

          12月13日に、デザイン事務所の先輩から「お茶についての雑誌、気になったので送ります〜」とメッセンジャーでURLが送られてきた。 『Jounal du Thé』フランス語で「お茶ジャーナル」である。Oui, このプロジェクトの企画、アイデアはフランス人アーティストJohannaという人物らしい。ドイツ人デザイナーTilmannとともにディレクション・編集している。 情報はすぐにインスタで見つかったし、現物を買うことも出来そうだった。ちなみにchapter1,2はSOLD

          ISSUE.02「お茶と本」"Journal du Thé chapter3"を入手した

          ISSUE.02「お茶と本」~マイノリティな日本とお茶のちから~

          最近気になっている本がある。 海外のクリエイターが作ったお茶ジャーナルだ。 訳してみると、 「ティージャーナル」は、現代のお茶カルチャーに読者を招待する。ジョアンナタガダホフベックとティルマンSによって制作・編集された。2018年、Wendelstein(ドイツ)、お茶がわたしたちに穏やかな瞬間を与える力に不思議な魅力を感じた。〜(略)〜同時に、このジャーナルは宇宙を探求することを目指している。お茶を取り巻く空間の宇宙。私たちは好奇心旺盛であり遊び心のある目で、お茶の文化に

          ISSUE.02「お茶と本」~マイノリティな日本とお茶のちから~

          ISSUE.01「林檎宇宙」食べる編

          前回、林檎との出会いまでを書いた。 二日酔いで畑に向かい、そこで出会った宇宙的な林檎のお話し。 興奮気味に浮かれていたことが伝わるエピソードではなかっただろうか。 たったひとつの林檎に宇宙を感じたわけだが、視覚的に愛でることに加え、気になることも残っていた。 それは味……。 林檎として生まれてきた彼(彼女)を食してしまえば、たちまち形はなくなってしまう。だがあわよくば味も知りたい。好奇心が拭えない。 たったひとつの奇跡のような林檎を切るのは忍びない。でも気になる味……

          ISSUE.01「林檎宇宙」食べる編

          ISSUE.01「林檎宇宙」つづき

          林檎宇宙という言葉がぴったりだ。 なぜそれに出会ったか。なぜそれはここに在るのか。 巡り合わせとしかいいようがないが、2021年の12月9日、私の手のひらにその林檎は包まれている。 前回のnoteに書いたつづき。 ハスネファームの冨永さんにコンポストを見せてもらった後、集荷場のガレージで立ち話をしていた。 その時、冨永さんがふと紙袋から取り出して手渡してくれた。 「え……?」 今まで見てきた林檎とは、まるで違う。 一瞬、黒っぽくて小さいので林檎とは認識できなかったけ

          ISSUE.01「林檎宇宙」つづき

          ISSUE.01 「林檎宇宙」

          その日、二日酔いで三田線に揺られていた。 前夜に東京に到着し、空手の師範代と飲んでいた。 翌日(今日)、友人に畑に連れて行ってもらう約束をしていて蓮根駅に集合の予定だった。だが、車中でオエっときていた私は、乗り物酔いとか齢のせいにして遅刻していた。 辿り着いた初めての蓮根駅。 降り口からゴロゴロと住宅地に響くスーツケースを引っ張りながらぼとぼと歩いていくと、目的の畑が見えてきた。 黒々とした畑の土。 晴々とした空(風は冷たい)。 待っていてくれた友人と、ハスネファームの冨永

          ISSUE.01 「林檎宇宙」