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recipe #9 / 桃のコンポート

難易度 : 簡単
所要時間 : 15〜25分

職場で桃をいただきました。

甘い香りで美味しそうなのですが、家に持ち帰ると持て余してしまいそうですし、ただ食べるだけというのも勿体無い。

今の職場では普段桃を取り扱うことがないので、お勉強がてら少々手を加えてみることに。

他の文献を調べると水と砂糖だけのシロップやレモンを加えたレシピがよく見受けられましたが、パティシエらしくもう一工夫凝らしてみます。



◇レシピ

⚫︎シロップ

水            55%
グラニュー糖       26%
桃のリキュール※1    5%
レモン(スライス)    5%
ライム(スライス)    5%
ミント          1.5%
カルダモン        1%
クエン酸※2       1.5%

桃            適量
          (シロップに浸る量)
※1 桃のリキュール
『クレーム・ド・ペシェ』
※2 桃の褐変を防ぐ為のクエン酸



◇作り方

⚫︎前準備

  • レモン、ライムは0.5㎝ほどにスライスする。

-point-

レモンを用いる際、他の文献を見るとスライスの厚さは「1㎝」と記述されていることが多い印象を受けました。

私見ですが、分厚く少ない枚数で用いるよりもその分薄くスライスし、枚数(切り口)を倍にして使用した方がより柑橘の風味、香りを抽出できるように感じます。


⚫︎シロップを作る

  1. 鍋で水を沸かしミントを入れる。そのままラップをして15分抽出する。

  2. 15分後網で濾し、ミントを取り出す。ミントもしっかり絞り出す。抽出後の水を計量し、元の計量値より足りなくなった分は水を足す。

  3. 2.とグラニュー糖、レモン、ライム、カルダモン、クエン酸を鍋に入れ、火にかけながら砂糖を混ぜ溶かし、沸いたら1.同様にラップをする。
    粗熱が取れたら別の容器に移し冷やす。

  4. 冷えたら桃のリキュールを加え混ぜる。(完成)

1. ミントのエキスを抽出
2. ミントに残った水もしっかりと搾り取る
3. リキュール以外の材料を火にかけ
沸いたら1. 同様ラップをする。


⚫︎桃を漬け込む

  1. 湯むきし、カットした桃をすぐに上記のシロップに入れ、浸す。

  2. 密着ラップし1晩冷蔵に置く。(完成)

漬け込んだ桃。
このまま密着ラップをして冷蔵へ



いざ実食

特有の清涼感を持つライムやミント、カルダモンが桃の香りを助長してさらに華やかな印象。

桃の褐変を防ぐつもりのクエン酸でしたが、酸味が強まったことで桃自体の味もより際立ったように感じました。

このまま食べても美味しかったですが、定番のタルトやゼリーの構成にも用いてみたいところです。

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