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inspire #8 / Paris S'eveille パリセヴェイユ

先日立ち寄った「patisserie Paris S'eveille -パティスリー パリセヴェイユ」は私の大好きなパティスリーのひとつ。

上京したてで自由が丘に住んでいた1年間は毎週のように通っていたと思います。

昨年は『情熱大陸』にも取り上げられたこちらのお店は平日でも行列が出来るほどの人気店。
フランスのクラシックな趣が強いですが取り扱うお菓子には独自の解釈がなされ、ここでしか味わえないものがあります。



本を読みながら食べる。

パリセヴェイユはレシピ本も出展しており、
お店で実際に販売しているお菓子のレシピも載っています。

半ば私の趣味ですが
ケーキを食べる際に、もしそのケーキのレシピが載る文献を持っていたらそれを見ながら食べるようにしています。

学生の頃に購入。持ち歩きしすぎてボロボロです、、、。
inspier

リアルタイムで実際に感じる味覚とそれを生み出したレシピとで見比べながら食べることで非常に良質なインプットになります。

「今感じているこの食感はどのくらいの量のチョコ(油分)や凝固剤を使用して居るのか」
「非常に香り高いものを感じるけどそれが何かはイマイチわからない」

といったときにレシピを見ることで納得しながら味わうことが出来ます。

いざ自分がお菓子を作る際に「あの時食べたものと同じような味や質感を用いたい」と思ったときの引き出氏を増やすことに繋がるのです。



購入したケーキ

この日購入したのは、2つのプチガトー。

テアートル
テアートル

味の構成はチョコレートのみと非常にシンプル。
特徴は「ミルクチョコレート」のムースと「ノワールチョコレート」のムース、2種類のチョコレートムースを用いている点

同じチョコレートでも使用するチョコレートのカカオ分(油脂分)によって味はもちろん、テクスチャにも違いが生じます。

口に含むと、
ミルクチョコの「ミルキーでまろやかな甘み」「ふわっとした軽やかさ」
ノワールチョコの「カカオ特有の苦味」「重厚な口当たり」
一つのケーキに様々な面が現れます。

シンプルな構成だけに、その変化がより顕著に感じられたように思いました。


ガトー・ヴァニーユ

名の通り、バニラの香りを一身に受けた一品。
ケーキを構成する4パーツ全てにバニラが用いられています。
生地に染み込ませるシロップにもバニラが入る徹底さ。


バニラのクリームの下はフランジパーヌとタルト生地なので
「バニラのタルト」といった印象です。

こちらもシンプルですがそれ故、意味余計なものがなく
十全にバニラの風味を楽しむことができました。

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