見出し画像

【i.schoolから通年生/修了生への3つの質問!】2022年度通年生_岡本さん

イノベーション教育プログラムのi.schoolではどんな学生がどんな思いで学んでいるのでしょうか?i.schoolの通年プログラムに実際に参加してきた通年生・修了生の声を、3つの質問に答えてもらう形でお届けします!
今回は、2022年度の通年生として活躍されている岡本真拓さんに、i.schoolの様子について紹介してもらいました!

目次
質問1:i.schoolに応募しようと思った、入ろうと思ったきっかけは何ですか?
質問2:i.schoolでどんなことをしたかったのですか?もしくはこれからやってみたいことはありますか?
質問3:実際にi.schoolに入ってみて、どうでしたか?
最後に一言!


自己紹介(プロフィール)
岡本真拓/ Masahiro Okamoto
2022年度 i.school 通年プログラム通年生
東京大学 大学院工学系研究科 博士課程2年

質問1:i.schoolに応募しようと思った、入ろうと思ったきっかけは何ですか?

 教科書的な答えに聞こえるかもしれませんが、サービスや事業、ビジネスモデルなどを対象としたイノベーション創出の方法や考え方を学びたいと思ったのがきっかけです。

 もともとモノづくりに興味があり、i.schoolに参加する以前も工学的な製品設計やデザインに重点を置いた研究や実践を行ってきました。一方で、設計やデザインをより広く捉えてみると、製品などのモノづくりだけでなくサービスや事業などのコトを作ることについての知識や経験が自分自身足りていないと感じていました。i.schoolではイノベーション創出やデザイン思考について体験を通して学び、モノだけでなくコトを作ることに対しても知見を広げられるのではと思い参加を決めました


WS中の様子


質問2:i.schoolでどんなことをしたかったのですか?もしくはこれからやってみたいことはありますか?


 先述の通りイノベーション創出の方法や考え方を身に付けて実践したいということはもちろんですが、設計やデザインに対する新たな気付きを得られればとも考えていました。言い換えれば、例えば、どのようにして人はモノ・コトを創造するのか、より優れた設計やデザインを行うためにはどうすればよいかといった漠然とした疑問に対して、実際の経験からヒントを得たいと考えていました。

 「どう作るか」、「いかに効率や品質を上げるか」に加えて「何を作るか」、「いかに革新的なものを生みだすか」がこれまで以上に重要になるとかねてから言われていますが、i.schoolでは様々な方法を用いながら革新的なアイデアを創出することに挑戦しています。実際にそういった活動に取り組むメンバーと会話をしたり自分自身で内省したりする中で、設計やデザインに対するリアルな洞察を得られることを期待していました。


最も仮説検証を楽しんだチームとして堀井先生自作のオブジェをいただきました。


質問3:実際にi.schoolに入ってみて、どうでしたか?

 先ず感じたのは、イノベーション創出の方法について議論できる場としての魅力です。i.schoolではワークショップ(WS)はやりっぱなしでなく、各WSが終わるごとに活動の振り返りを行っています。イノベーション創出に真剣に取り組む社会人の方々やイノベーション創出に興味のある学生と共に、自分たちの取り組み方に対してああすればよかった、こうすればよかったと一歩引いた視点で議論できることはひとつの魅力だと感じています。

 また、複数のWSの中で様々なアイデア発想の流儀に触れられることもいい経験となりました。各WSではi.school流のアイデア発想だけでなく、外部講師によるWSを通して様々な方法でアイデアの創出を行います。講師ごとにアイデア創出にも様々な流儀があり、WSごとに特色ある手法に触れられたことで、各手法の特徴を相対的に捉えることができました。正直、WSの最中は考え方をよく理解し実践することで精いっぱいでしたが、いずれはそのアイデア発想の流儀を守るだけでなく、破り、離れることができれば理想的だなと感じています。


WS中の様子

最後に一言!

 i.schoolでは単に通年プログラムを経験するだけでなく、その他にも活動の幅や人とのつながりを広げられる機会が多くあります。ご興味のある方は通年生に応募してみてください!

i.schoolとは

i.schoolは、東京大学 社会基盤学専攻教授・堀井秀之が2009年に始めたイノベーション教育プログラムです。社会の価値観を塗り替えるイノベーションを本気で起こしたいと考える学生が、アイディア創出法を体系的に学びます。単位も学位も出ませんが、毎年優秀な学生が幅広く集まっています。修了生は200名以上にのぼります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?