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平成最後の満月の夜に

ゆっくりと進もう。

回り道を恐れずに。

雄弁な態度で歩む、

君の「これから」は、

決して間違ってはいないよ。

愛する道を行こう。

堂々としたその姿に、

誰も文句は言えないさ。

大切なものを捨ててまで、

やるべきことなんてほとんどなくて、

ただ信じればいい。それだけ。


求めるものも、無くしたものも、

すべては仕舞っただけだけど、

もう振り返らなくたっていいからね。

君が、

冷たい大地を歩く時、

針のような雨に打たれる時、

必ず隣にいると誓おう。

ほら、もう一度見上げてみて。

そこから優しさが見えるかい?

きっと、たしかに、あるよ。

君のために、あるよ。

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