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上越立ち止まりスポット

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上越のあまり観光案内に出てこない情報を丹念にひろっています。
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記事一覧

四月十五日、杉田庄一の命日。お墓参りをしてきた。

昭和二十年の四月十五日、鹿児島県鹿屋基地で待機していた杉田は敵機来襲の報を受けただちに出…

Stonefield
4週間前
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小田嶽夫の高田暮らし「濱谷浩との関係」

 元外交官で第2回芥川賞受賞作家の小田嶽夫(本名武夫)は明治33年、高田本町竪春日町(現上…

Stonefield
2か月前
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上越note#8「齋藤三郎」

7月15日から10月9日まで上越市の小林古径美術館で齋藤三郎展が開催されているので行ってきた。…

Stonefield
9か月前

上越note#9「濱谷浩」

写真家「濱谷浩(はまやひろし)」という名前だけは小さい頃から知っていた。たぶん、父親から…

Stonefield
8か月前
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上越note#7虎御前の墓(とらごぜんのはか)

犬との散歩コース内にある愛宕谷公園。春日山全体のイラストマップの看板がある。春日山は日頃…

Stonefield
1年前
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上越note#6林富永邸(はやしとみながてい)

NHKの「ふるカフェ系ハルさんの休日」で取り上げられた「林富永邸」にかねてから行ってみたい…

Stonefield
1年前
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上越note#5宇賀魂神社(うがのみたまじんじゃ)

上越市本町7丁目、スーパーイチコの道路挟んで向かい側にある小さな宇賀魂神社。長女に教えてもらうまで知らなかった小さな神社。 宇賀魂・・・うがこん?なんて読むんだろ。 調べてみたら「うがのみたま」・・・お稲荷さんの主神なんだそうで、商売や農耕の神様で、屋敷の中に造られることが多いそうだ。デパートの屋上にもあるのがそうだ。 さて、高田本町通のはずれにあるこの小さな宇賀魂神社にはお宝がある。江戸時代の道標だ。 「右おうしゅう道左かが道」と書かれている。奥州道と加賀街道の分岐点な

上越note#3「くびき野レールパークとホジ3」<頸城区>

頸城鉄道発祥の地にある「くびき野レールパーク」に寄ってみた。 公開日の前日で、NPO法人「く…

Stonefield
1年前
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上越note#2「杉田庄一顕彰碑」<浦川原区>

浦川原には観光名所はない!と浦川原在住者からキッパリ言われたが、そんなことはない。時には…

Stonefield
1年前
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上越note#4「芳澤記念館と芳澤記念公園」<諏訪地区>

上越市大字諏訪68番地にある「芳沢記念館」と「芳澤記念公園」に行ってきた。芳澤謙吉の生家跡…

Stonefield
1年前
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上越note#1「ブックリバースとcafe1166」<浦川原区>

急に思いたって、浦川原区にできたばかりの古本雑貨のお店「BookRebirth(ブックリバース)」…

Stonefield
1年前
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上越立ち止まりスポット34(春日山大手道)

 八月豪雨がいったん止んだ8月16日、春日山の大手道から本丸まで娘といっしょに歩いてみた。…

Stonefield
2年前
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上越立ち止まりスポット35(中郷区岡沢民俗資料館)

上越市は合併前の13区にそれぞれ残されていた民俗資料を中郷区の元岡沢小学校に収納している。…

Stonefield
2年前

上越立ち止まりスポット33(釜子陣屋跡)

福島県白河市東地区の学校に講師を頼まれ行ってきた。東地区は平成の大合併前は東村だった。この地には昨年秋にも訪れ、そのときに旧高田藩の飛び地だったという話を聞いて驚いたことを以前のNOTEに書いた。今回、教育委員会の方が資料を届けていただき、それをもとに情報を記したいと思う。 東北地方に入る要所として白河の関が有名である。江戸時代まで、白河は幕府にとって重要な地域であったのだ。そのため何度も領地替えが行われ、徳川に近い松平家が藩主となっていた。寛保元年(1741)の転封でそれ