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はてしない石の物語#39~「卒論をサポートしたイヤリング」その後

『はてしない石の物語#24~使命を果たした「卒論をサポートしたイヤリング』のその後をお伝えしたいと思います。

まずは前回のエピソードがこちら。

娘が最終的に提出した卒論は、研究室内で「優秀賞」をいただきました。その後、後輩も参加の歓送会にて担当教授が「単位を取るため、卒業するために卒論を書く、という考え方もあると思うが、これは自分自身の問いを突き詰め、想いを込め実際に行動し仕上げた論文だから、ぜひみんなに読んでもらいたい」とおっしゃってくださったとか。さらに「私は涙なしでは読めなかった」とも。

実際に多くの方がインタビューに協力してくださったのですが、その方達からも「何度も何度も読み返しています」「読むたびに涙がこぼれます」「1人でも多くの関係者に読んでもらいたい」という言葉を私にもかけていただいています。

私としては、協力してくださった方達にとって「ありがたい」と思っていただける論文になったことが本当に良かったと思っています。また、娘自身が学生時代の多くの時間をその方達と共に過ごし、寄り添い、学ばせていただいたからこそ心から協力していただけたのであり、その時間と経験そのものが尊いと思っています。

だからこそ、イヤリングは使命を果たし終えるほどの協力をしてくれたのではないかしら・・・

ちなみに、その論文は総長賞候補にもあげていただいたそうです。そちらは賞には入らなかったようですが、候補になっただけでもとても名誉なことだと思っています。

石の勉強を始めて感じていること。何度も書いていることかもしれませんが、こちらが何もせず「石頼み」でうまくいくことはない。もしそれでうまくいったら、それは互いにとって良いことではない。石との関係だけでなく、人との関係も同じ。石が力を貸してくれているなんて夢にも思っていなくても、一生懸命な人、愛や思いやりのある人には石もアクセサリーも寄り添ってくれる。そのことを忘れずにいたいです。

「ただのアクセサリー」に戻ったイヤリングは、娘と共に就職先へと旅立っていきました。これからも仲良くね!



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