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【発達障害のトリセツ】「まずは他人より自分を大事にする、いい意味で」。これが僕らの生き方になる。

日本はここ数年であらゆる種類の問題が表面化し、社会全体に閉塞感とイライラがたまっているのがわかります。通勤の満員電車内のピリピリした空気や、ネット・テレビ・週刊誌での他人への攻撃からもそれはわかります。

一番問題なのは、社会や企業で責任ある人々がその責任を果たさない上に、問題に正面から向き合って解決しようという意思が感じられないことではないでしょうか。

そうした社会の中で、ただでさえ生きにくい感覚を抱えて生きている発達保障害の人々は、自分の進む道をどのように見つければいいのでしょうか。

私たち発達障害者が生きていく上でのちょっとしたコツを、私の経験もおりまぜながらお話しますので、みなさんも一緒に考えてみましょう。

情報を遮断して自分の本心を見つめなおす

スマホやインターネットが生活の一部になり、ウソもホントもごちゃまぜになって私たちの周りにあふれています。発達障害者は他人との付き合いで少なからず神経をすり減らしているので、一日や一週間のうちせめて何時間かはマスコミやネットを全部止めて、自分の心に向き合いましょう。自分のことは案外自分でもわかっていないもの。自分の思いに正直に生きた方が、回り道のようでも納得のいく生き方ができるでしょう。

実際に「ネット断食」を行って体調がよくなった方もいらっしゃいます。

自分の好きなこと・得意なことを徹底的に極める

政府も会社も家族も、ハンディキャップがあるからといって私たちを守ってくれる時代ではなくなりつつあります。必ずしも悪い意味ではなく、みな自分のことに精一杯で他人を守る余裕がないのです。それならば、発達障害者の特性を生かし、夢中になれることや得意分野をどこまでも追及してみましょう。誰も追随できないレベルに達してそれを積極的に発信すれば、きっと仕事につながり経済的にも潤うことでしょう。「情報を遮断する」ことと矛盾するかもしれませんが、ネットの利点はできるだけ利用して自分の「技」を人のために役立てていきましょう。

休む、食べる、体を動かす

何かと疲れやすい発達障害者は、とにかく休養を取ることが大事です。発達障害者の特徴である「過集中」を防ぐためにも、少なくとも30分~1時間に1回は必ず休憩を取りましょう。また、空腹も大敵なので、良質で食べ応えのある食物を一日三度欠かさないようにします。そして、適度な運動。なんかあたりまえのことのようですが、この3つを怠ると、必ずどこかで健康を害して寝込んだり入院したりといった羽目になるので、ご注意を。

本来は生産性を上げるための時間の使い方として有名な「ポモドーロ・テクニック」ですが、私はこれで集中しすぎるのを防いでいます。

まとめ:自分の歩きやすい道を探して進んでいこう

発達障害者は集団の空気が読めないぶん、まわりの雰囲気に流されず自分が正しいと思った道を進むことができる素養を持っています。

日本人なのでどうしても他人の目を気にする部分はあるでしょうが、どうせ健常者とは違って「忖度(そんたく)」などできないのですから、そこは割り切って世の流れに身をまかせつつ、自分を大事に生きていけばいいのです。

日本社会がどんどん悪い方向に流されていくなかで、発達障害者は「まず、自分を大事にすることが大切です。

★★★

さきほどのポモドーロ・テクニックに興味をもたれた方は、発売されて間もないこちらの本で詳しく知ることができますよ。アプローチは違いますが、健常者も発達障害者も簡単に活用できて、用事もはかどるいい方法です。スマホアプリもたくさんあるので、App  Storeで探してみましょう。


関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。