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一新塾講師に湯浅誠氏!『つながり続ける子ども食堂~誰も取りこぼさない共生社会』

一昨日は、一新塾講師に湯浅誠氏にお越しいただきました。
テーマは、『つながり続ける子ども食堂~誰も取りこぼさない共生社会』。

1990年代、大学院時代から、湯浅氏はホームレス支援活動を始めました。当初、政府や大メディアは、生活が苦しくなったのは「自己責任」と、日本に貧困があることを認めませんでした。こうした中、「フードバンク」「自立生活サポートセンター・もやい」を設立したり、現場主義で具体的解決策に着手されました。

2008年の“派遣切り”で貧困問題が表面化。
「真面目に働いていれば、貧困者にはならない」との価値観が覆された中、反貧困の市民活動の最前線に立たれました。

2009年からは足かけ3年、内閣府参与として現場のニーズを政策決定につなげるべく奮闘。

2018年にはNPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえを設立。こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会の実現にご尽力。現在、子ども食堂は7000を超える「子ども食堂」を裏舞台でしっかり力強く、資金提供や企業との協働を通じて、支え続けています。

2022年、内閣官房こども家庭庁準備室の「こどもの居場所づくりに関する調査研究」の検討委員会の座長としてもご活躍です。

ご講義では、湯浅さんの志を貫く人生、日本には貧困がないといわれていた時代から、政府にそれを受け入れさせるための奮闘、赤信号だけでなく、黄信号の解決に向けて辿り着かれた「子ども食堂」の意義と大きな可能性、とても刺さりました。

市民活動、社会起業、行政、大学教授、そして、子ども食堂支援と様々な立場から活動されてこられた湯浅さんの人生を通じて、

また、誰よりも現場を知り尽くされて活動されている姿勢に、深い深い学びをいただきました。

以下、塾生の感想や胸に響いたお言葉です。

●これなら自分でも出来る感
●どなたでもどうぞでハイリスクな人にアクセス
●現場&ファクトベースと想いの両軸がある
●ヒト・モノ・カネを地域で循環させる
●地域密着は企業の経営戦略
●誰もがつくれる社会インフラ
●現場に精通することの意義
●中間支援は誰よりも現場に精通する必要
●人は動きのある所に集まる。頭で考えても動きは見えない
●「違いをキーワードの場」と「同じをキーワードの場」
●自分も現場で実践してみたくなった

お言葉の一つ一つを刻ませていただきました。

湯浅氏の今年の色紙のメッセージは、
『居場所づくりは地域づくり』。

半貧困ネットワークの時は、全国に30くらい。
子ども食堂ではすでに7000を超えている、
と湯浅氏は語ります。

「これなら誰もが出来る感」
地域につながりを生み出すために、
一人ひとりが一歩を踏み出す連鎖が、
もたらす計り知れない可能性を
実感する機会となりました。

■大前研一創設 NPO法人一新塾(東京・大阪・名古屋・仙台)
「一新塾体験セミナー&説明会」開催中!(リアル・オンライン)
https://www.isshinjuku.com/

■『第二の人生は志を生きる~サラリーマンから市民への転身』(一藝社)
NPO法人一新塾/森嶋伸夫 著
https://www.amazon.co.jp/dp/4863592485


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