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怖い話を読むと書く

 民俗学や地域信仰に興味があって、小松和彦さんの神隠しと日本人や柳田邦男さんを読もうとする気持ちにはなるのですが、こう背中がゾワゾワとなって、読む精神状態にならないのです。

 本当は遠野物語読みたいのに、すぐ後ろが気になるし、上も見上げてしまう。趣味が詰まった四畳半にお化けなんて出るはずが無いのにな。

 辻村深月さんの闇祓(やみはら)を読み終わったのが最近。冒頭はストーカー風の同級生が出てくる。ここまでにしましょう。結果的に面白かったし、辻村さんのこういう作品もっと読みたいです!

 だが、しかし小野不由美さんになるとやや難易度が上がるわけです。屍鬼なんて心がぶるぶるするし、営繕かるかや怪異譚は怖い、でも見ちゃう。ちょっとずつね。

 書く方でもその癖が出ます。殺人という結果には耐性があるのですが、実行とか怨霊になるともうダメ。果たして、一色は実行せずに殺人作品を生み出すことが出来るのか。乞うご期待。