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112☆久しぶりにサンピエトロ大聖堂に入ってみた!

ぼんじょーるの!
春らしくかすんだ感じに晴れた水曜の朝です。
昨日は朝8時半の電車に乗ってローマをグルグルしてたのでけっこう疲れたのかな。
今朝もベッドから出たのは8時をとうに過ぎた時間でした(汗。

ミラクルモーニングのリーディングまで済ませ、家事をちょこちょこやってたらこんな時間にnoteタイムとなりました。
今日のランチは冷凍しておいた作りおきのカレーだな。

さて、昨日はせっかくローマに行ったので、いつもは混んでいて並ばないと入れないサンピエトロ大聖堂へ行ってきました。
予想通り、まったく並ばず、スルスルーっとセキュリティも終わり大聖堂の中へ。

まず最初に入ってすぐ右にあるこちらへ直行。

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ミケランジェロの嘆きのピエタ
並んで入るような時にはこの前にはいつも黒山の人だかり。
それなのに、昨日は誰もいなかったのでこんな近くから写真も撮れました。

十字架に架けられた我が子イエスを抱きかかえる母マリアなんですけど、イエスさまの痩せてることよ!
みぞおちから肉がげっそり落ちていて、過酷な最期がしのばれます。
マリアさまは嘆くと言うより達観した感じの表情でした……やっぱりこうなったよね、みたいな。

1498年から1500年にかけての制作だそうで、約520年前の作品です。
真っ白な大理石の肌の滑らかさが本当に素晴らしくて、500年残る作品ってやっぱりすごい。

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ガラガラで誰もいないのが分かりますか?
大聖堂を入って正面祭壇の奥までこんなふうに見通せました。

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嘆きのピエタを過ぎてしばらく行った柱の間にあった彫刻。
サンピエトロ大聖堂の中には歴代ローマ法王の彫刻があちこちに配置されていて、そのなかの1つですけど、右手の天秤を持った女神に心惹かれて撮った1枚です。

私はこういうのを写真に撮っておき、帰ってきてからいろいろ調べるのがすごく好き。
ローマ法王の上部に彼の紋章があるので、そこからいろいろ探っていくことができます。
ほぼオタク(笑。

今回は1時間ぐらいで分かったので早いほうです。
第242代ローマ法王イノケンティウス12世、イタリア語だとInnocenzoインノチェンツオね。
在位1691年7月12日~1700年9月27日。

本名はAntonio Pignatelliアントーニオ・ピニャテッリ、ナポリ名門ピニャテッリ家の出身。
清廉潔白な人柄で当時、教会内に横行していたニポティズモ(親族登用)、シモニア(聖職売買)に強く対抗した人らしい。
だから正義の天秤の女神が一緒にいるのね!

こういうのを知るのがホントに楽しいんですよね。
しかも記憶に残るし、あとから一緒に行った人に説明してあげると喜ばれます。

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すっかり時間を食ってしまったのであとはサラリと。
こちらも有名なベルニーニのバルダッキーノ、天蓋ね。


では皆さま、すてきな夕べを Buona serataぼぉな・せらーた♡

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