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「誰を崩すのか??」崩しのトレーニングの重要な要素

こんにちは。加藤到です。

今回はテーマ「崩し」のトレーニングの紹介をしたいと思います。


まずは指導案をご覧ください。


この指導案は以前A級のトライアルを受けた時に作成したものになりますのでW-upとT R1を省いたものになりますのでご了承ください。


メニュー自体は5vs5+2G Kのトレーニングですので非常にシンプルなものとなっております。TR2では真ん中で区切りセパレートにして後ろからは攻撃側は1人だけ前のゾーンに入っていけるというオーガナイズになります。


これの意図は何が「崩し」のスイッチになるのかというところを合わせるためにこのオーガナイズに設定してあります。


G Kを入れると「+2」でポゼッションを安定させて、「前向きフリー」の状態を作ります。この「前向きフリー」こそが崩しのスイッチの一つになります。これを共有していきます。


そして、次に前の2枚の選手たちのコンビネーション。1人の動き出しを見てもう1人の選手が反応する。1トップが2個あるわけではなく2人で相手の守備を攻略していくというイメージです。これらが指導案のメモに記載してある内容です。



そして私が非常に大切にしていることが「相手D Fの誰を崩すのか??」これを合わせることです。守備組織を崩すというとイメージが湧きにくいですが、誰と一緒に(味方)、誰を攻略するのか(相手)?と考えると一気にシンプルになります。これが崩しの本質であると私は考えています。



これが指導案の中で赤丸で囲まれたことです。ここを落とし込んでいくことが崩しのトレーニングでは非常に大切です。ここが共有できると次は「どうやって崩すか?」という手段の話になってきます。


手段の話ばかりをして、目的が疎かになってしまうとうまくいきません。以前の私がまさに手段ばかり伝えてしまい、目的が曖昧になっていました。この目的からの逆算はトレーニングを考える上で非常に重要なことです。



これからも目的からの逆算でトレーニングを考えゲームで活かせるようにしていきたいですね。また、この場でもテーマ別のトレーニングのお話をしていこうと思っておりますので、引き続きよろしくお願いします。


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