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ありたい自分を選ぶこと

こんなに自問自答しながら読む本ってあるのか!?って衝撃を受けた。
そして、何度も何度も読み返したくなる本。

ちょっと前から気になってて、読んだ。

作者の幡野さんは私も同じ1983年生まれ。と、子の親。きっと共通点はこれくらい。
本にしてくれてありがとう。って伝えたい。

子の立場として、親の立場として両方の立場から色々と考えさせられた。

いつも考えてた、生きていくって事の道しるべとなるような気がした。

でも読み終わってしばらくは、はじめて、生きるのも、死ぬのもこわくなった。どうすりゃいいんだよ!?って。

これまで幸いにも、大病したことなければ、事故も怪我もしたことのない人生で、自分の死を間近に感じる事はなかった。
でももちろん、いつかは死ぬ。そこへ向かっているのはわかりきった事だし、その死への恐怖は持ってなかった。どんな形であれ、いつか死ぬ時は死ぬ。って。
不謹慎かもしれないけど、親より先に逝く事も、親不孝だなんて思ってないし、万が一子どもが自分より先に逝ってしまう事があっても、その時はそういう運命だったんだなって受け入れる事ができると思ってた。というか思ってる。

それが、はじめて、少しだけ、死ぬことがこわくなった。

もし、私が今幡野さんと同じ立場になっても、胸を張ってこの人生に悔いなし!って言えないなって思った。
わからないけど、だから死ぬのがこわくなったのかもしれない。

生きる事については答えはだせないものの考える方だとは思ってたけど、なんて浅はかだったんだろう。

もちろん、生きれてる部分が大半だけど、生きれてない部分も沢山ある。

文書の中に
生きるとは「ありたい自分を選ぶこと」だ。っていう一文が響いた。

残された人生、常に自分と向き合っていこう。
そして、親としては、どんな子どもの選択でも受け入れ、生きている限りは見守りたいと思った。

常に傍らに置いておきたい本に出会えて良かった。

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