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首肩こり、背中の痛み。怒りと恨みが症状となって。海老沢茜さん 『痛くて不安で孤独なあなたへ 人生を取り戻す回復への物語』より

今、痛くて不安で孤独な方へ

はじめまして。
『人生を変える幸せの腰痛学校』著者の伊藤かよこです。
2019年より『人生を変える幸せの腰痛学校』の読者さんを対象にしたオンラインコミュニティを運営しています。
今回、コミュニティ有志の方がご自分の痛みの体験談と回復へのきっかけを書いてくださり、それを電子書籍にまとめることができました。

本の一部をここで紹介します

医療関係者、または家族などの他者に怒りを感じる人は少なくありません。
茜さんは怒りや恨みという陰性感情と痛みの関係に気づかれ、心理面から痛みを改善されました。
茜さんの物語の一部を紹介します。

わたしの体調不良は20年前にはじまりました。
きっかけは、当時中学生だった息子が、夫の心無い言葉に傷つき、登校拒否になったことです。反抗期もあったのでしょう、父親に向かうはずの怒りはわたしに向かいました。家の中は不穏な空気に満ちていました。

こうなったのは夫が原因なのに「子どもは放っておけばいい!」「お前、鬱なの??」などと悪びれずにいう夫に強い強い怒りを感じていました。

つねに身体が緊張し、強い首こり、肩こり、背中の痛みなどの症状がありました。

精神科を受診し、医師からは「あなたは自分で思っている以上にストレスに弱い。うまく付き合うしかない。ストレスが痛みとして現れるんだよ」と言われました。
それを聞いたわたしは「ストレスがある限りこの痛みは続くのか!」と絶望的な気持ちになりました。

息子たちの前ではなるべく笑顔を心がけていましたが、お風呂やトイレなど一人になれる場所では泣いていました。誰にも相談出来ず孤独でした。

唯一の救いは、息子のことを精神科の先生に相談できたことです。
おかげで息子は学校に行くようになりました。

身体の痛みは続いていましたが、精神科と接骨院への通院を続けながら何とか生活はできていました。

今から5年前、さらにあるストレスが加わりました。
今度は生活に支障をきたすほどのひどい頭痛と胃痛。
脳のMRI、胃カメラなどの検査は異常なし。
接骨院に行っても、抗うつ薬を飲んでも、漢方薬を飲んでも、痛みと不安は増すばかり。
身体のあちこちの痛みで夜中に目が覚めて眠れなくなることも度々でした。

わたしはどうなってしまったのか? この状態がいつまで続くのか? と不安と恐怖で、夜中に涙が止まらなくなりました。

そもそもわたしがこんな身体になったのは、夫が原因だという思いはつのり、怒りでいっぱいでした。
メンタル的なものがこの痛みに関係しているのだろうとうすうす気がついてはいましたが、どうすればいいのかはわかりません。
(つづく)

海老沢茜(仮名)

続きは電子書籍『痛くて不安で孤独なあなたへ』でお読みください。

今では、接骨院や精神科への通院も不要になり、新しい夢に向かって穏やかに暮らしておられます。
茜さんは、病気、骨折などの困難をみごとにプラスに変えられました。
積極的に情報を見つけ、行動し、学び、向き合われた結果だと思います。
貴重なお話をありがとうございました。


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