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好き

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何か、好きなんです。
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一息つくこと

 コロナウイルスの影響で大学が休校(と言って正しいのだろうか?)になった。予定されていた行事がすべて中止になり、自宅待機をせざるを得ない状態に。進学と同時に一人暮らしを始めた私は、長い長い独り身生活に一旦ピリオドを打ち、実家へと戻って来た。授業は全面オンライン化。光を放つパソコンと永遠睨めっこの日々。あまりの眩しさに耐えられず、最近、ブルーライトカットレンズの眼鏡を購入した。以前よりは眩しくない。  平日も休日もどこにも行かず、毎日毎日家で過ごす日々。ここ最近の趣味と言えば

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あつまれどうぶつの森を始めたら突然現実の自分の部屋の鉢植えを買い換えたくなった話

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自分にしか見えないオバケの話 / chorus

20,08,28。Tさんの思い出①

自分がまだ小学校低学年だった頃、近所に「Tさん」と言う方が住んでいました。 歳は現在の自分より少し上だったかもしれません。初老で独身で物腰が穏やかでいつも和服を着ていた記憶があります。 自分を含めた数人の子供達の間ではTさんと名前で呼びかける子はおらず、もっぱら「本のおじさん」と呼ばれて親しまれていました。 Tさんの家は小さな二階建ての一軒家でしたが、すべての部屋が難しそうな本で一杯だったのです。部屋の壁はすべて本棚で部屋によっては壁以外にも本が積み上げられており、風呂

20,08,29。Tさんの思い出②

Tさんは自分達が遊びに行くといつも歓迎してくれましたが、たまに 「ごめんね。今日はお客さんが来ているからまた今度来てくれるかな」 と言われる時がありました。 お客さんを二度ほど見た事があるのですが二回とも明らかに学生では無さそうなのに詰襟っぽい服を着ていた事が印象的でした。自分達のような子供にもきちんと目礼してくれる妙にきりっとした人達でしたが特に怖い印象は受けなかった事も覚えています。 また、お客さんがTさんの事を「先生」と呼んでいた事も覚えています。 「お客さんから先

コンビニへ釣瓶落しよ急ぎ足

季語:釣瓶落し(三秋) こんびにへつるべおとしよいそぎあし 季語|釣瓶落し 鶴瓶ではありません。釣瓶です。 釣瓶とは井戸の底から水を汲み上げるための容器です。ロープの一方に水を汲むための釣瓶を括り付けられており、井戸の上に作られた滑車を経由した手元のロープを引いたり緩めたりして釣瓶を上下させます。 ロープを緩めれば釣瓶は井戸に落ちてゆき、中に水が入ります。ロープを引けば、釣瓶が上がってきて井戸水を汲み出すことができる、というシンプルな仕組みです。 海外の開拓地などで

私のささやかな、それでいて実現の難しい夢「あなたの『好き』をお金に変える35のビジネス・レシピ」を読んで

あなたは夢を口に出していますか? 「あなたの『好き』をお金に変える35のビジネス・レシピ」の著者は「夢は口に出せば叶う」という言葉に対してこう述べています。 私は夢についてこう思っています。 ≪口に出せないような夢は、叶わない≫ 口に出せない夢なんて、あなた自身がまだその夢を手に入れる覚悟ができていない証拠でもあるから。 言葉ひとつで、人の心はいかようにも動かされる可能性を秘めているものなのです。 夢を叶えたかったら、まずは応援される自分になる。あなたの夢を知ってもら

ずっと、近道を探していた私「コツコツ」が最大の近道?を実践中。

ずっと近道を探していた。 簡単に手軽に、何でも手に入れたい。 そう思っていた。 でも、探しても、探しても、 近道は見つからなかった。 探すのをやめて、その時間をコツコツ、 継続することに使い始めた。 今更と思っていたら何も始まらない。 そう思って、 今になって、コツコツをはじめた。 同じコツコツでも、続けていくことで、 自分のレベルが上がって、 理解するのが早くなったり、 他の人から受ける刺激の 感度が良くなったりして、 コツコツの成果がでるのが 早くなっていくの

遠い日の思い出

  イラストエッセイ「僕の昭和スケッチ」最初の一枚 これは子供の頃の記憶です。 或る夏に在所でザリガニ採りに行った帰り道の思い出。 先を歩いているのは、在所の従兄弟です。 バケツからザリガニが逃げ出しているのに気付かず歩いていました。 制作は2005年。ちなみに、仕事の合間をぬって「僕の昭和スケッチ」を始めたのが2016年ですから、昭和スケッチより10年以上前の作品という事になります。けれど、最近になってこの絵を見ると絵のティストは昭和スケッチとはちょっと違うものの、これ

ウズベキスタンの伝統刺繍スザニの模様にコロナ禍が過ぎ去ることを願う

 かつてシルクロードの中継地として栄え、サマルカンドやブハラ、ヒヴァといった旅情を誘う世界遺産の町が点在する中央アジアのウズベキスタン。14世紀以後に建造された壮麗なイスラム建築が数多く残り、特にティムール朝時代の首都サマルカンドは、「青の都」として世界的に知られる観光地だ。  多くの歴史的建築物は修復作業が行われ、往時の姿を復活させている。ティムールが愛したとされる、さまざまな青タイルをふんだんに使った装飾が美しい。抜けるような青空のもと、照りつける太陽によって青く輝くイス

現代中国研究会同人誌『Спутник!』vol.1 ロシア・東欧編、vol.2 シルクロード編(ウズベキスタン・イラン・チベット)公開します

vol.1 ~かしこいかわいいロシア旅~ 2015年冬-C89 その① vol.1 ~かしこいかわいいロシア旅~ 2015年冬-C89 その② vol.2 ~シルクロード!ぱーりーないと★~ 2017年冬-C93

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Спутник!スプートニクvol.2 ~シルクロード!ぱーりーないと★~ 2017年冬-C93

当てもなし秋宵飲み込むはぐれ雲

季語:秋宵(三秋) あてもなしあきよいのみこむはぐれぐも ちょっと散歩帰りに閃いたので本日の二句め。明日に取っておこうという発想はありません。明日は明日の予定がある。はず。 ちょっと寂しい句です。「秋宵」は「秋の日暮れまもない頃。落ち着いた雰囲気ながら寂しくもある」という意味の季語です。句全体も寂しくならないとバランスが取れません。 リズム重視で語順を決めたので、一瞬意味がわかりづらいかもしれません。わかりやすい順番に直すと以下のようになります。 はぐれ雲当てもなし

突然スマホに黒猫が現れた日。ハロウィンのGoogle Doodleの紹介。

これは私のスマホのスクリーンショットです。 お気付きになりましたか? 左下に可愛すぎる黒猫が居ることに。 そう、Googleが今年のハロウィンのお遊びを仕込んできたのです。 めちゃくちゃ可愛くて思わずタップしたくなりませんか? 私はタップしました。 ◇◇◇ Google Doodle(グーグルドゥードゥル)を知っていますか? 祝日や記念日などの特別な日にGoogleがGoogleのロゴマークをアレンジしてその日を祝うものです。 見ているだけで楽しくなるよ