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18歳からずっと正月もゴールデンウィークも仕事してきたら潰れた話

人ってのは明るくても元気でも、
飯がうまくても、
ある日突然ぶっ壊れます。

私はどちらかというと猪突猛進、パワフル系。
色んな人にフォローしてもらいながら、楽しく仕事をしていたつもりだ。

自分で言うのもアレだが、愛嬌はある方だと思うし、色んな仕事も二つ返事でOKして、後輩の仕事やヘルプの仕事もやっちゃうよ!みたいなタイプだった。

夜勤前はジムに行き、夜勤後もジムに行く。
エステで自分磨きをしたり、和装を学んで着物を着るのが楽しい。
大好きな絵のお仕事もできて、素敵な彼氏がいる。そんな自分が何よりも大好き!
だからなんでも頑張れちゃう!

そんな自分がぶっ壊れるなんて数ヶ月前は考えてもいなかった。

入職当時よりも職員が6人以上減り、正社員はほぼいない。
自分にも、他の職員にも負担が増えまくり、有給は使えず、もちろん公休も削られ、さらに、信用していた後輩が退職する。

ずっと騙し騙しやっていたけれど、もしかしたら、とっくの昔に限界が来ていたのかもしれない。

なんか、妙に寝つきが悪くなった。
元々ショートスリーパー気味ではあったんだけど、本当に、本当に慣れない。

そして何が辛いって、寝ても毎晩悪夢。
嫌いな奴オールスターズ!めちゃくちゃ出てくる。
こんなに嬉しくねえオールスターがあるかよ。
嫌な思いをしたことをフラッシュバックしたり、怖かった叔父に怒鳴られたり。

一人になるとずっと泣けてきて、Twitterではずっと愚痴ばかり。申し訳なくて、何年も動かしていたアカウントを削除した。

私の醜い部分大事な友人に見せたくない。
愚痴を見せるなんて、情けない。

そんな、
プライドを守るような気持ちが、少しずつ、

「私は迷惑だからみんなの前から消えるべき」

という感情に変わって行った。

運動する時間もなくどんどんストレスで太り、自分が醜くてつまらない人間だと落ち込みまくった。

ある時、家のチャイムの音が聞こえなかった。

いくらチャイムを鳴らしても出てこない私に苛立った配達員さんに怒られて、ドアを閉めた後、一人で泣いた。

あ、もう耳もよく聞こえないんだ。

自分が壊れていることを自覚した。

診断結果は適応障害。

人生で初めての「何もしないことを求められる」毎日に困惑したけれど、

休職二ヶ月目にもなると慣れてきて、少しずつ、朝起きて、夜寝ると言うリズムができ始めた。

自分が壊れたことを周りの友人は驚いていた。

私の無茶な働き方に問題があると注意してくれていた友人の言葉を無視して突っ走ってしまったこと、ほんとうに申し訳ない。

でも、少しずつ、
本当に少しずつだけど、何が辛いか、何が心地よいか、何をすべきか、頭がクリアになってきた。

朝起きて朝日を浴びて、ご飯を作って食べて、掃除して、好きな本を読む。

気が向いた時は自己表現をして、ジムできままに体を動かして、大好きな人との時間をゆっくりと過ごす。

そうやって生活していたら、私が大好きだった私のことを、思い出してきた。

私の大好きな私は、ちょっとまだ遠くにいるけど、

おかえり、私



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