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育児における平和維持コスト

そろそろ、平和維持コストの話をしたい。


育児は、いかに平和を維持できるかに懸かっている。

こどものやりたいことをできるだけ尊重する一方で、子どもの要望をすべて受け入れるわけにはいかないシチュエーションは毎日のように発生する。

無茶な要望のことを大人は「わがまま」と呼ぶ。
そのわがままをいかにうまくやりすごすか。
これが平和を維持するための重要なスキルとなる。

例えば、

  • すぐに否定しない。一旦受け入れる「そうなんだね~」

  • 5秒先の違う未来を次々の提示する「なんだあれは!」「そういえば~」

  • 過度な反応をしない。反応しすぎない。

などである。

いわゆるアサーションスキルでもあるし、アンガーマネジメントのスキルアップにもつながるだろう。

育児は素晴らしい。

さらに、その場その場で必要になる出費もある。

買わなければ店を出られないとき。
ちょうど子どもの目線に対象年齢のおもちゃを陳列する店。

こんなとき、徐々に値段の安いものへ自然とシフトしてもらうスキルが必要なのだが、最近は「ガチャガチャ」が現実的な落としどころになるシーンが多い。

3,000円のおもちゃから300円や500円のガチャガチャへ気持ちずらしていく。

そして、嬉々としてガチャガチャのハンドルをまわす。
子がふたりいればふたつ。

家に帰ったら、どこかへ放り投げれているガチャガチャで買ったおもちゃ。
次の日は忘れられているガチャガチャで買ったおもちゃ。
ある日、「あーこんなのあったよね」と思い出され活躍するガチャガチャで買ったおもちゃ。

すこしずつ回数を重ねるごとに商品価値の効能を学び、ガチャガチャを買って自分がどんな感情を抱くのか、学ぶのかもしれない。
あと100回くらいかな?

「おもちゃを買っているのではない。平和を買っているのだ」

そんなツイートがバズっていたのを思い出す。

平和維持コストと考えれば、安すぎる買い物なのか。
いや、まだまだ精進が足りなくてそうは思えない。
育児は素晴らしい。

なにとぞ。

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