こんにちは。今回ご紹介する展示はB-galleryで開催されている「第2回青木愛弓展「あの日々―夏の記憶」」です。青木作品の特徴は「記憶の中の様々な景色」をコラージュのように断片化させて、絵画作品の中で過去の記憶を再構成している点にあるようです。どういうことなのでしょうか。実際に作品をみていきましょう！

展覧会に伺ったのは開催日の22日でした。当日は作家の青木さんもおられました。
そのため、直接本人に作品について様々な質問や感想をお伝えすることができ、貴重な時間を過ごせました。青木作品は一般的に抽象画と呼ばれるジャンルに属します。抽象、と聞くとわかりづらいイメージを抱きますが、展示されている青木作品は必ずしもそうではありません。
作品には作家の記憶の断片がコラージュされていると書きましたが、その断片と鑑賞者をつなぐものは、作品名にあるように感じます。

青木作品に付けられたタイトルは「かけがえのない日々」、「水辺の記憶」、「夏の記憶」のようにみている人たちの記憶の断片を刺激します。
そして、タイトルにふさわしい色合いで作品が彩られている点もポイントです。タイトルと色合いから連想される私たちの記憶の断片が青木作品と重なります。青木作品の特徴であるレイヤー構造は、画布の上だけでなく作者と鑑賞者という２つのレイヤーも含んでいるのだと考えました。会期は9月3日まで！8月26日の18時からはパーティも開かれるようです。ぜひ足を運んでみてくださいね。

◯B-gallery
〒171-0021
東京都豊島区西池袋２丁目３１−６
http://bgallery.xsrv.jp/
◯第2回青木愛弓展「あの日々、夏の記憶」
https://kaiyu-art.net/event-single.php?id=903

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