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背表紙のざわめき

眼を皿のようにして、高校生の私は北海道について書かれた本を探していた。目的とする本があっ…

abashi goya
3週間前
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最期に気づくこと

佐々涼子著『夜明けを待つ』(集英社インターナショナル、2023年)を読んだ。 ノンフィクショ…

abashi goya
2か月前
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寺山修司『レミング』脚本の差異について:B機関2021年公演 観劇録

2021年、B機関『レミング』公演を観ました。 力強い劇でしたので、私的な備忘を記します。 は…

odayaka_kion
2年前
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悟りに向かう7つのステップ⑤

前前回もそうでしたが、今回も難しい話です。 それは神秘的であったり抽象的だから難しいとい…

無銘
1年前
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悟りに至る7つのステップ①

これから悟りに至る段階を7つのステップに分けて説明してきます。 この7つのステップというの…

無銘
1年前
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保坂俊司『仏教興亡の秘密/仏教を導いた語りえぬものについて』

☆mediopos3214  2023.9.5 仏教はインドで生まれ その後インドでは衰亡していく その理由…

KAZE
8か月前
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依頼や交渉の場面で、相手から必ず「イエス」を引き出す方法とは? 『影響力のレッスン』の一部を公開します

交渉や依頼をする場面で、必ず相手の「イエス」をゲットする――。そんな影響力もスキルも、自分にはないと考えていませんか?  『影響力のレッスンーー「イエス」と言われる人になる』(小松佳代子訳、9月5日発売)の著者ゾーイ・チャンスは、その著書の中で「影響力はそれに値する人ではなく、それを理解して実践する人の手に渡る」と断言しています。「そしてまもなく、あなたもそのひとりとなるでしょう」と。 イェール大学経営大学院助教である彼女の初の著書には、生まれたときから誰しもに備わっている

こゑを手に拾ふ日より - 20

こゑを手に拾ふ日より  二〇二三年八月  くだらなく日を重ねるうち、思ふことの日の暑さと…

小倉信夫
8か月前
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後天的な金子光晴と私

バックパッカー気質の私にとって、金子光晴の『マレー蘭印紀行』『どくろ杯』『ねむれ巴里』『…

abashi goya
8か月前
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郡司ペギオ幸夫『創造性はどこからやってくるか――天然表現の世界』

☆mediopos3197  2023.8.19 創造とは 「外部」を召喚することである 「外部」を召喚するの…

KAZE
9か月前
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知り・目覚め・喜びに満たされた人 ルアンポー・プラモート師

ブッダは私達に苦(ドゥッカ)を知るようにと 教えました 身体を学び 苦が身体にあることを…

次元移動の魔法

第1回 直線思考から平面思考へ 次元移動のセミナーを、いきなり公開ライブストリーミングで…

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山折哲雄『わが忘れえぬ人びと/縄文の鬼、都の妖怪に会いに行く』/四方田犬彦『いま…

☆mediopos-3156  2023.7.9 mediopos-3138(2023.6.21)でとりあげた 四方田犬彦『いまだ人…

KAZE
10か月前
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蓮實重彦が映画批評において決定的だった理由とその功罪

日本の映画批評で誰もが一度はその名を聞いたことも、そして批評を目にしたことがあるであろう批評家・蓮實重彦。 私も度々お世話になっているが、映画史が「ゴダール以前とゴダール以後」で違ったように映画批評も「蓮實以前と蓮實以後」で分水嶺となっていると思う。 私が例に挙げた2つの動画はアンチ蓮實派として著名な宮台真司と町山智浩だが、荘子itがいうようにこの構図自体が古くなっている。 蓮實自身も自身の著書において「もう私が観客を映画に呼び込む程の影響力を持つ時代ではなくなった」と幾分自