【小説を書く】 書くことの楽しみ
はじめての小説(もどき)「骨の消滅」を書いて以来、書くことの楽しみを覚えた。
もちろん、これまでにもnoteで1年以上いろいろとエッセイを書かせていただいたが、小説を書くということはそれとは別の楽しさがあることに気付いた。
小説は、自分のこころを掘り下げるのにちょうどいい。そんなことを思っていたのかという再発見にもなる。
今は「骨の消滅」をもう少し推敲したいけれど、もうひとつ、きちんと小説らしい小説を書いてみたい気持ちもふつふつと沸いてきている。
題名は決まっていて「手垢」。
以前、小説を書くのにはたくさん本を読んだほうがいいということを書いた。
ぼくは昔からたくさん本を読まないけど、同じ本を何度も何度も繰り返し読むのことが好きだった。
だから単行本よりも持ち運びに便利な文庫本を好む傾向にある。
例えば、村上春樹さんのジャズエッセイ「ポートレイトインジャズ」はジャズ初心者だったときから、繰り返し読んできた本だ。
既に、表紙はボロボロになってきた。
最近、100円ショップで透明なブックカバーが売っていることに気付き、カバーの汚れはこれ以上汚くなることはなくなった。ただ、もう一点、どうしても汚れてしまう箇所がある。背表紙の反対、ページの重なりの部分である。
汚いもので誠に申し訳ないが、半分より下二分の一が何度も読むことにより、手垢がついてしまうのだ。これはどうしようもない。ビニール手袋をして読めば問題ないであろうが、そこまでだれがぼくに求めよう。
そんなことを小説に書いてみたい。
いったい、誰が読んでくれるのだろうか?
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